入札履歴
オークション開始
2025/06/05 (木) 13:01 |
※ = 自動入札
刀:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘: 荘司筑前大掾大慶直胤(花押)
天保二年仲秋
新々刀:最上作:武蔵
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は大慶直胤としては 最上作 にランクされる作品です。
最上研磨が行われております。
鎺:金着一重
刃長:78.4 センチ
反り:2.2センチ
目釘穴:1個
元幅:3.30センチ
先幅2.14センチ
重ね:0.84センチ
刀剣重量:955グラム
時代:江戸時代天保2年
体配:身幅が広く反りが深くつき、鋒が伸びる。
表には二筋の棒樋を彫り爪と梵字を彫り、裏には二筋樋と梵字を彫る。
地鉄:柾目肌がよく出ており、古さを感じさせる。保昌を思わせる作品です。
刃紋:沸出来、直刃を基調として二重刃に砂流・金筋が働き、匂口が深く掃掛る。
特徴:直胤は羽前山形に生まれ、荘司美濃兵衛と称し、大慶と号す。 水心子の門に入り、のちに師匠とともに秋元侯に仕える。
文政4-5年頃には筑前大掾受領後嘉永元年美濃守に転ずる。安政4年5月7日に亡くなる。作品は若年の頃は動濤刃も製作する。壮年の頃には互の目丁子乱れや逆さ丁子、相州伝などを製作する。また本作のごとく柾目肌も有し、刀身に義胤の彫りを製作することもあり、変化に富んだ数多くの作品を製作する。初期の作品は濤乱刃、大互の目乱れなど師匠も同様な作品を製作するが、師匠の水心子正秀
が動濤刃は折れやすいという意見と同時に直刃調の小互の目乱れを焼く様になって以来、直胤も大互の目乱れの作品を避ける様になった。天保53年の油の乗り切った時代の柾目出来の作品で地景が入り二重刃が働き金筋、砂流が入り、二重刃が働き、帽子は乱れ込んで掃掛となる。 がっしりとした作品で特に近筋はよく出ております。 また長さも78.4cmと十分な長さがあり、反りも深く、さらに刀身には
二筋樋、梵字、爪などの彫りがあります。
葵美術より一言:長さが78.4cmもあり、反りが深く付き、自身彫りがついた司筑前大掾大慶直胤の53歳の油の乗った時代の作品です。 直胤は滅多に柾目の作品は製作しませんが、この作品は柾目の多い作品で刃中の働きが多く、金筋がよく働き砂流が入り、帽子は掃掛となり楽しめる作品です、研磨もよく行われ、刃中の金筋、砂流、二重刃がよく見えます。
特別保存刀剣
葵美術鑑定書:全身押し形
開始価格: ¥3,500,000
オークション開始
2025/06/05 (木) 13:01 |
※ = 自動入札