AS24849 刀:栗原筑前守平信秀 慶應三年八月日 (第21回重要刀剣)

説明

刀:白鞘入り、拵え付き(第21回重要刀剣)

銘: 栗原筑前守平信秀
慶應三年八月日

新々刀:上々作:武蔵
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は栗原筑前守平信秀としては 最上作にランクされる作品です。
鎺:金着二重
刃長:2尺3寸3分(70.6センチ)
反り:6分(1.82センチ)
目釘穴:1個
元幅:3.20センチ
先幅:2.29センチ
重ね:0.81センチ
刀剣重量:755 グラム
時代:江戸時代 慶応3年
体配:身幅が広く重ね厚く反りが深くつき、
表裏に棒樋、手前には濃密な自身彫りが彫られれている。
地鉄:小板目肌に小杢目肌が詰んでよく練れ精良な地鉄となる。
刃紋:沸出来互の目乱れ、和らな地鉄となり、刃中砂流、金筋が働き帽子乱れ込んで先尖って返る。

特徴:栗原筑前守平信秀は清麿に比較される刀で、その作域は帽子が長く金筋が盛んに働く特徴があります。その作品に比較して表裏に棒樋があり表には龍のり観音、表には梵字を彫る。当時、江戸四谷に住んでいた清麿に鍛刀を学び、その筆頭の弟子となった。以前は鏡師であったことも幸いし、刀身彫りを行い、特に精密な刀身彫刻
の基礎となっている。さらに加納夏雄に師事したと言われ明治元年以降の彫りの方法が著しく変わり浅い肉合彫りの作となる。この刀は地刃の出来が見事であり彫り物も信秀の特色がよく示された一口であります。面白いのは清麿は刀身彫りは一切行わず、信秀は刀身彫りを積極的に行いその技術を誇る部分があります。
いずれにせよ清麿の筆頭の弟子となったのです。 お互いが信頼し合う中であったのかもしれません。

拵:
鍔:大振りの円形の鉄地に波と透かしを入れて木を金で入れる
縁頭:赤銅魚子地に桜の花と人物を取り入れる。
鞘:黒線模様鞘
目貫:牡丹を高彫りし金で色絵。

葵美術より一言:廃刀令以降は刀身の製作は行なっていないと思われる。刀剣の上手な作品を数多く残した人物であり又刀身彫りでは最上級の人物でありながら製作を行わなかったことは誠に残念である。

第21回重要刀剣
葵美術鑑定書:全身押し形




開始価格: ¥8,000,000

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終了時刻: 2025/05/10 (土) 10:30
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