入札履歴
オークション開始
2025/04/27 (日) 11:11 |
※ = 自動入札
刀:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘:肥前国住近江大掾藤原忠広
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は肥前国住近江大掾藤原忠広としては 上上作 にランクされる作品です。
鎺:
刃長:72.0センチ
反り:1.6センチ
目釘穴:1個
元幅:3.2センチ
先幅2.2センチ
重ね:0.72センチ
刀剣重量:825グラム
時代:江戸時代寛文の頃
体配:身幅が広く重ね厚く表裏の棒樋を彫り、反りがつき、鋒長めとなる。
地鉄:小板目肌よく付き小板目肌となり、いわゆる肥前地鉄、小貫肌となる。
刃紋:匂出来中直刃に小足がよく働き、長く先につく。
帽子沸出来丸く働く返る。
特徴:肥前国住近江大掾藤原忠広は最も多いのが直刃出来で匂口が深い作品が多い。しかしこの作品は中直刃に足がよく働き、華やかな働きを示しております。銘もよく切れており、目釘も1個、健全であります。初代の忠吉が亡くなると同時に2代の肥前国住近江大掾藤原忠広が活躍することになります。先般、2代の近江大掾が特別重要刀剣となって大いに賑わせましたが、この地鉄は肥前刀の特徴として独特な肥前地鉄を大切に鍋島藩で抑えていたのかもしれません。おそらく、その美しい刀は他国へ輸出されたと思えるのです。隣国の国では肥前刀はできませんでした。同じ刃紋は豊後でもできたのですが地鉄だけはできなかったのです。なおこの作品は素晴らしい地鉄でありますし、刃紋も出来のすばらしい作品です。是非お勧めしたい作品です。
特別保存刀剣
葵美術鑑定書:全身押し形
開始価格: ¥2,300,000
オークション開始
2025/04/27 (日) 11:11 |
※ = 自動入札