入札履歴
オークション開始
2025/04/25 (金) 15:10 |
※ = 自動入札
短刀:白鞘入り、箱付き(保存刀剣)
銘: 水無瀬神宮廣前真柄龍吉淬刃之
貞次鍛刀之 昭和十六年二二月吉日
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は貞次としては上作にランクされる作品です。
鎺:金着二重鎺
刃長:23.0センチ
反り:0.1センチ
目釘穴:1個
元幅:2.67センチ
重ね:0.6センチ
刀剣重量:195 グラム
時代:昭和16年4月吉日
体配:三棟で生刃があり健全な作品であります。
地鉄:小板目肌がよく見て取れる。
刃紋:小沸出来、直刃刃紋でやや匂口が深く帽子小丸に返る。
特徴: 貞次は月山禎一、月山貞勝から鍛錬技術を学び昭和27年には無形文化財を獲得する。刀身彫刻では抜群の技術を保有する。
葵美術より一言:朝香宮鳩彦王は1887年明治20年に久邇宮朝彦親王の代8王子として生まれ1939年昭和14年には陸軍大将となりましたが世界大戦では敗れた為戦犯となりました。 戦後しばらくして戦犯からは解かれた為に日本刀の制作にも関わったと言われております。かって朝香宮鳩彦王と合作した高橋貞継は重要無形文化財(人間国宝)に指定されました。作刀が行われた水無瀬神宮には前述の後鳥羽上皇も祀られております。以前私は珍しい作品を保有しておりました。 戦後マモもなく日本政府は朝鮮戦争を行なっていたwalker 中将に対して贈り物を差し上げるために担当の制作を貞次に特別な許可で制作させました。 桜の木と短刀に裏の銘にはwalker 中将に送ると書いた作品を与えたのですが韓国で自動車事故に遭い亡くなられました。 私は米国でその品物を買い求めてお客様に販売したのです。今はどうやってしまったのでしょう、こんなことを考えながらこの作品を見つめております。
時代背景:戦時中 昭和16年
箱付き
保存刀剣鑑定書
葵美術鑑定書:全身押し形
開始価格: ¥1,100,000
オークション開始
2025/04/25 (金) 15:10 |
※ = 自動入札