AS24823 刀：備[前][国]友安(再刃)(古備前)(保存刀剣)(委託品)

ご注文番号：AS24823

刀：白鞘入り(保存刀剣)(委託品)

銘：備[前][国]友安(再刃)(古備前)

鞘書：備前国友安　長さ二尺五分有り
昭和二十七年初春　雪山誌(花押)

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は友安(再刃)(古備前)としては 上々作 にランクされる作品です。
鎺：金着二重
刃長:61.8センチ
反り:2.0センチ
目釘穴:4個
元幅:2.71センチ
先幅:1.8センチ
重ね:0.62センチ
刀剣重量:465グラム
時代:平安時代後期1184年 841年前
体配:身幅尋常な重ねしっかりとしており
反りが深くつき、精良な地鉄となる。
地鉄：小板目肌実によく詰んで精良な地鉄となり、映りが微かに現れ鎬地は小板目、小杢目肌で柾目が現れず、鎬地にはところどころ焼きが見える。
刃紋：小沸出来直刃うるみ心となり、匂口が深く元々無垢鍛えであった作品です。帽子丸みを帯びた潤み心の作品ですがしっかりとしております。よく再刃は無価値と称する方も多いでですが、3度くらいは現代刀でも刃文は入りますので再刃とは言っても全くダメな刀剣とは申せません。日光にも多くの刀が再刃として保存され、康継が焼き直した作品がかなりあるのです。刀剣博物館では再刃となりましたが、そのことを了解してオークションに参加してください。

葵美術より一言：備前国友安は友成の子供で、さすがに貫禄のある作品です。本作は刀剣博物館では再刃と鑑定されましたが、地鉄もよく刃紋もよく入り素晴らしい作品です。

時代背景：平安時代、在銘で正真の作品は滅多にでるものではありません。

保存刀剣(*近日発行予定)
葵美術鑑定書
全身押し形