AS24490 刀：越後国住今井貞六造

刀：白鞘入り

銘：越後国住今井貞六造
皇紀二千六百年秋月日

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は今井貞六としては 上作 にランクされる作品です。
鎺：素銅一重鎺に銀色絵
刃長:62.2センチ
反り:1.7センチ
目釘穴:1個
元幅:3.3センチ
先幅:2.2センチ
重ね:0.68センチ
刀剣重量:740グラム
時代:1940年
体配:身幅が広く重ね厚く反りがやや深くつき鋒が伸びる。
生刃がかなり残り健全な作品です。
地鉄:月山肌（綾杉肌）がよく見て取れる。
刃紋：沸出来、互の目乱れ。

特徴：新潟県の刀工であり名前は今井弥一と称し戦時中は陸軍受命刀匠で国工院名誉宗匠、新作名誉刀展覧金銀牌特賞、天田昭聖の門人です。

葵美術より一言：今井貞六刀匠は同郷の連合艦隊司令官山本五十六海軍大将の差料や刀を制作し山本五十六の知人に記念品として差し上げる短刀を制作していた刀匠として有名であった。古作の作品を制作するのが大変上手で人間国宝であった天田昭次刀匠に生び多くの作品を制作しました。　最近出てきたこの刀は月山貞一や貞勝の製作する綾杉肌の作品を製作した大変珍しい作品といえます。　表裏に綾杉肌を製作し、月山貞一、月山貞勝にも負けない作品です。
研磨をご希望の方は別途30,000円にて承ります。

葵美術鑑定書
全身押し形
※海外送料別途