AS21442-刀:備前国住長船祐定作

説明

刀:拵え入り(保存刀剣)(委託品)
銘: 備前国住長船祐定作
天文十六年八月日

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は備前国住長船祐定作としては上作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:銀はばき
刃長:70.5センチ
反り:2.5センチ
目釘穴:1個
元幅:3.09センチ
先幅:2.06センチ
重ね:0.77センチ
刀身重量:800 グラム
時代:室町時代天文16年の頃 1548年
体配:生茎で目釘穴1個の生の体配で
身幅、重ね尋常な反りは深くつき鋒やややのびた体配の良い姿をした刀。
地鉄:板目肌、柾流れの作品で地沸が付き映りが現れる。
刃紋:沸出来直刃基調のにのたれ刃が混じり小足が入る。
帽子丸く返る

特徴:備前国住長船祐定は室町時代にかなり数多く生産された作品で当時丁寧に制作した作品を俗名打ちと称され
かなりの位の高い大名や侍が注文して制作された刀と通常の作品及び多量生産で制作された作品とに分かれます。

拵:
鍔:円形の鉄地に周りの素銅地で耳を包み中には真鍮地で吹寄せ風に象嵌を施す。
縁頭:赤銅魚子地に家紋を高彫し金で色絵をほどこす
鞘:変わり塗り鞘
目貫:赤銅地で蟷螂の図柄を高彫し金で色絵をほどこす
鐺:銀地に彫りをいれ家紋を高彫し金で色絵をほどこす

葵美術より一言:銘は丁寧に彫られ裏銘もあるところから通常の作品と言えます。江戸時代になってからは備前刀は珍重され評価がかなり高かっととされます。備前吉井川の氾濫と戦国時代の終焉で備前刀は壊滅的な打撃を受けて江戸時代になってから徐々に刀工の集団によって制作ができる様になったのです。 室町時代に制作された祐定はかなりの評価があったようです。本作は茎の状態もよく銘もしっかりとしており評価できる作品です。 450年近く経過した備前刀である祐定の作品と拵えの素晴らしい作品の作品をお勧めいたします。

保存刀剣鑑定書(近日発行予定)
葵美術評価鑑定書:全身押し形

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2021/10/07 (木) 10:38

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