AS21559 大薙刀:長曽祢虎徹入道興里(片切刃)

ご注文番号：AS21559
大薙刀:白鞘入り

銘: 長曽祢虎徹入道興里(片切刃)
寬文十年二月吉祥日本国越前住人
至半百居住武州之江戸尽鍛治
応需 小乃田多見造氏

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 長曽祢虎徹入道興里(偽銘)としては上々作にランクされる作品で
す。
研磨済み
はばき:素銅一重
刃長:51.3センチ
反り2.8センチ
目釘穴:1個
元幅:2.69センチ
重ね:0.65センチ
刀身重量: 775グラム
時代:江戸時代
体配:長寸で片切刃の薙刀で堂々とした作品です。
地鉄:小板目肌良く寝れて地沸が付き綺麗な地肌となる。
刃紋:沸出来、互の目乱れに尖互の目乱れとなりやや匂口が深く帽子、焼き詰めとなる。

特徴:長曽祢虎徹入道興里と銘があるが偽銘であります。
その作品は銘を取り去れば保存刀剣は問題なく取ることができます。出来から信濃大掾忠国や越前新刀が思い出される作品です。 出来が良かっただけに銘を潰され長曽祢虎徹入道興里
と彫られてしまったのでしょう。 出来が良く楽しめる作品ですので銘は削らずそのまま楽しまれると良いでしょう。 日本刀の鑑賞は力が入り緊張が続くものですのでこの作品を見ると緊張が緩み会場は和やかな雰囲気が出るでしょう。

葵美術評価鑑定書:全身押し形