AS19309-脇差:近江大掾藤原忠広

説明

脇差:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘:近江大掾藤原忠広                                  

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 近江大掾藤原忠広 としてはj上々作」にランクされる作品です。
新刀:上々作:大業物:肥前
研磨済み
はばき:金着二重
刃長:53.7センチ
反り:0.7センチ
目釘穴:1個
元幅:3.25センチ
先幅:2.35センチ
重ね:0.63センチ
刀身重量:580グラム
時代:寛永頃
体配:身幅が広く重ね厚く反りが浅く切先がのびた作品である。
地鉄:小板目肌良く練れて地沸がつき肥前地鉄すなわち小糠肌となる。
刃紋:小沸出来匂口の深いのたれ刃紋となり帽子丸く先掃掛となって返る

特徴:近江大掾藤原忠広は初代忠吉の子で作刀技術を学び
寛永9年に父が亡くなって以来二代を引き続く。 
初代忠吉は多くの弟子の恵まれその後二代が家督を相続しその後も
弟子が彼を助けてその後の繁栄盤石なものへと確立していった。
寛永十八年七月に近江大掾を受領し60年間という長期にわたり作刀を続けた。
作刀数はかなりの数に上るが、上々作である二代忠広は愛刀家の多くが好み、
その人気が良くうかがえる。元禄6年81歳で亡くなる。
弟子には3代陸奥大掾忠吉、播磨大掾忠国、河内大掾正広、出羽守行広等キラ星の如く
囲まれ更に鍋島藩の庇護の元に阿蘭陀鉄を独占した事で、独特の肥前地金を獲得し他に地金の流出を禁止する事で
独特な地金を獲得し続けたと考えられます。
本作は近江大掾藤原忠広としては珍しのたれ刃で互の目乱れ穏やかなる作品です。
地刃の出来が良く瑕欠点のない作品です。 
大業物としてランクされた名品を是非お求め下さい。

拵:
鍔:素銅地鍔に二人の読書家とその背景の山を彫る。裏面には松の木と箒を彫る。中国の物語がモチーフだと思われる。  銘 一蛮堂 来意
縁頭:赤銅地に波と千鳥を高彫し金色絵をほどこす
鞘:黒鞘に泡模様を入れる目貫:表側には月とホトトギスを高彫し金色絵をほどこす。裏面には太陽とホトトギスを高彫し金色絵をほどこす。
大変洒落たデザインです。
小柄:素銅地に波模様を入れる
小刀;山城守藤原年長と銘がある。
切羽:素銅地

葵美術より一言:近江大掾藤原忠広の作品でしっかりとした瑕や欠点のない作品です。
拵えも豪華ではありませんが素銅地を使いよく出来上がっております。
是非お勧めいたします。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形


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2022/02/05 (土) 11:50

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