AS21279 刀:肥前住播磨大掾藤原忠国(初代)

説明

ご注文番号:AS21279
刀:白鞘入り(特別保存刀剣)

銘:肥前住播磨大掾藤原忠国(初代)
                   
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は肥前住播磨大掾藤原忠国としては上々作にランクされる作品です。
藤代刀工辞典 新刀:上作:業物:肥前
研磨済み
はばき:銀一重
刃長:2尺2寸7分(68.8センチ)
反り:5分(1.515センチ)
目釘穴:2個
元幅:3.07センチ
先幅:2.02センチ
重ね:0.68センチ
刀身重量: 705グラム
時代:江戸時代慶安の頃
体配:身幅、重ね頃合いで反りやや深くつき
鋒がのびた体配の良い作品
地鉄:小板目肌実に良く練れて地沸がつき
美しい小糠肌すなわち肥前地金となる。
刃紋:沸出来、匂口の深い互の目乱れとなり
夏の青空に浮かぶ積乱雲のごとくで刃中に砂流、金筋が
働き帽子乱れ込み風に返りが深く掃きかける。

特徴:肥前住播磨大掾藤原忠国は初代忠吉の弟子である相右衛門広貞の次男で橋本六郎左衛門と称し兄に国広がいる。播磨大掾を冠したので最も年齢を遡りのは寛永13年期であるところから播磨大掾を受領した時期はそれ以前である。のちに播磨守に転任している。彼は鍋島家3支藩の一つである小城藩に抱えられ小城藩の刀工として活躍した。晩年は入道して休鉄と号した
彼の本流は直刃出来ではなく彼の本領は砂流の頻りににかかった丁子主調の乱れ刃にある、

葵美術より一言:小板目肌詰んで地沸がつき地景が細かに入った鍛えに焼き幅一段と広く大丁子乱れを焼き互の目、矢筈風の刃が混じり足が入り匂いが深くつき荒めの沸を交え金筋が入る。彼独特の刃紋は河内大掾正広、河内守正広と同様な作品を制作しております。おそらく作は河内大掾正広の指導を受けてこの作風を学んだと考えられます。佐賀県の山波に青い空にもくもくと巻き上がった積乱雲が浮かぶ様子を描いた一服の名画は一文字をも蹴散らす激しい作品で九州佐賀の刀工群が活躍した当時を思い出されるのです。 刀工辞典では上作と記載されておりますがどうして、どうして私は上々作、最上作であっても良いと考えるのです。おそらく出来の良い忠国、正廣は将来かなり高くなる気がいたしますよ。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形



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2022/02/04 (金) 09:17

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