AS21701 刀:肥前国住近江大掾藤原忠広

説明

ご注文番号:AS21701
刀:白鞘入り(特別保存刀剣)

銘:肥前国住近江大掾藤原忠広                                   

新刀:上々作:大業物:肥前
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は肥前国住近江大掾藤原忠広としては最上作にランクされる作品です。
上々研磨済み
ハバキ: 金着二重  
刃長:2尺3寸4分0厘 (70.91センチ)
反り:3分5厘(1.06センチ)
目釘穴:1個
元幅:3.2 センチ
先幅:2.22センチ
重ね:0.61センチ
刀身重量:785 グラム
時代:江戸時代 慶安の頃
体配:身幅が広く重ね厚く反り深く
切先が延びた体配の良い作品です。
地鉄:小板目肌実に良く詰んで潤いのある地金となり
地景が働き精良な小糠肌となり独特な肥前地金となる。
刃紋:小錵出来でのたれ刃となり、匂口深く付き
刃縁柔らかく付き帽子、丸く先尖りごころに返る。

特徴:小錵出来匂口の深い直刃出来で刃中、金筋入る。
肥前の刀工近江大掾藤原忠廣は初代忠吉の実子で本名を橋本平作郎という。父の没した後の寛永十年(1633)紀からの作刀が見られ、寛永十八年(1641年)に二十九歳の時、近江大掾を受領。受領後の正保、慶安頃が最盛期であったといわれる。終生忠吉銘は襲名せず、忠広と銘した。藩より屋敷と切米二十石を拝領し肥前刀の高揚に務めた。作刀期間は約六十年と長く、長寿であった為作品数は多く作風も多彩である。元禄六年(1693)八十歳にて没した。長寿であった為作品数は多いが、寛文三年(1663)頃からの晩年作には三代の代作も見受けられる。切れ味が良く、大業物に指定されている。地鉄の美しさでは肥前刀随一といわれ、父忠吉に次ぐ名工との評価が高い。本作は身幅広く重ね厚くがっしりとした健全な刀で地の荒れは全くなく私見ではかつてこの様な巨大といって良い近江大掾忠広の脇差は見た事がなく研磨も宜しく無瑕無欠点の素晴らしい作品となる。

拵え:
鍔:円形の赤銅地鍔に鶴と梅の木、人物を透かし彫り。
縁頭: 鉄地に鶏に金色絵を施す。
目貫:鶏を高く彫りし金色絵を施す。

葵美術より一言:近江大掾藤原忠広の作成本数はかなり多いが
これほど出来の良い作品も少ない身幅が広く反りが深く切先が長い体配の良い素晴らしい地金と刃紋です。是非御薦めしたい名作であります。

特別保存刀剣鑑定書    
葵美術評価鑑定書:全身押し形


落札価格:¥1,600,000

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入札履歴

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最高入札者 : kenbow1226

kenbow1226
2022/02/10 (木) 08:06
¥1,600,000
オークション開始
2022/02/03 (木) 11:18

※ = 自動入札