AS21666 脇差:粟田口近江守忠綱

説明

ご注文番号:AS21666
脇差:白鞘入り(特別保存刀剣)

銘:粟田口近江守忠綱 

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は粟田口近江守忠綱としては上々作にランクされる作品です。
新刀:上々作:良業物:摂津
研磨済み
はばき:素銅地に銀を一重
刃長:1尺8寸1分(54.85センチ)
反り:3分2厘(0.97センチ)
目釘穴:1個
元幅:3.38センチ
先幅:2.25センチ
重ね:0.7センチ
刀身重量:670グラム
時代:江戸時代元禄頃の刀工
体配:身幅が3.38cmと広く、重ねが厚く、長さも刀に近く、切先がのびた堂々とした作品です。
地鉄:小板目肌実に良く詰んで地沸がつく
鎬地:通常に地と同様な小板目肌に小杢目肌が混じり柾目肌は目立たない
刃紋:刃区より直刃、その先得意に丁子乱れとなり匂口深く付き、足よく働き所々金筋が現れる。帽子、三作風に返り、その先掃掛る。

特徴:本作は銘から天和頃の作品で、2代目忠綱を踏襲した刀工の作品。 通称満太夫と呼ばれ、号としては一貫子近江守を受領する。 忠綱2代は足長丁子以外に濤乱刃や直刃出来などを焼き上げた技巧派刀工として有名であります特に彫り物には定評があり龍の顔は独特の顔つきをしています。江戸時代の中では最も優れた作品をのこした刀工の一人です。なおこの作品は昭和26年5月20日 静岡県2846号の登録であり戦後間も無く登録証を得た刀で、いわゆる大名登録の作品です。江戸時代はほとんどの鎺が素銅となっていましたが、素晴らしい素銅地に銀をまいた一重鎺です。

葵美術より一言:上々作として有名となった刀工で、絶大な評価を得た刀工は江戸時代に多い。例えば助広、井上真改、そして本稿の近江守忠綱は江戸時代の厳しい時代をどのように生きるのか懸命に模索してきました。 助広や井上真改は派手な濤乱刃や匂口の深い直刃できを作り、近江守忠綱は刀身に彫りを入れたり、足長丁子や匂口の深い互の目乱れを焼き上げていました。本作は長さも十分あり、重ねが厚く、身幅も広く肉置きが良い見事な作品であります。どうか末長く保存してください。

時代背景:江戸時代の平和な時期、刀工として脱落する刀工も増える中で逞しくも挑戦しつつ生き延びた刀工たちがいた。
          
特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形



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2022/02/02 (水) 11:55

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