AS21497-太刀:無銘(来国俊)

説明

太刀:白鞘入り、拵え付き(特別重要刀剣)(拵え:特別保存刀装具)
銘:  無銘(来国俊)   
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 無銘(来国俊)としては最上作 にランクされる作品です。
古刀:最上作:大業物:山城
鞘書:第25回特別重要刀剣
城州来国俊 大擦上無銘なれど今尚輪反の形状を呈し平肉豊也地沸を微塵に敷き沸映を伴う精強、濃密なる肌合い 中直刃調 小丁子 小互の目 小乱を交へて足繁く京逆足となる刃文を焼き沸匂深厚而(に)働き多く金筋絡み匂口明るく冴へるなど同工の作風様式を示し品格と云ひ深味と云ひ抜群なる優品哉(かな) 長二尺三寸七分  時在庚子清和月 探山識 花押

研磨済み
はばき:金着二重
刃長:71.81センチ
反り:2.27センチ
目釘穴:3個
元幅:2.71センチ
先幅:1.82センチ
重ね:0.55センチ
刀身重量:680グラム
時代:鎌倉時代生安の頃 1299年 鎌倉時代中期頃
体配:大擦上無銘で身幅尋常、切先伸び心で反りが深く付き、体配の良い作品です。
地鉄:小板目肌に杢目肌が混じり、地沸が良く付き、映りが現れて清純な地鉄となる。
鎬地:地鉄と全く同様に表面に板目肌と杢目肌がみて取れる
刃紋:中直刃に小足がよく入り、砂流・金筋が盛んに働き、更に刃に向かって煙る風情となる。帽子は乱れ込んで先焼き詰めとなり、肌目が乱れる

拵:太刀拵(特別保存刀装具)
鍔:赤銅魚子地に桐紋と菊紋を互い違いに散らし金色絵を施す
鞘:金着鞘に桐紋と菊紋を高彫し金色絵を施す
縁頭:赤銅魚子地に桐紋と菊紋を互い違いに散らし金色絵を施す
目貫:赤銅地で菊紋を高彫し金色絵を施す
鐺:赤銅魚子地に桐紋と菊紋を互い違いに散らし金色絵を施す

特徴:古刀の中でも鎬地があるものは、その地鉄をよく観察することができます。 本作に関して言えば、地鉄が鎬地表面の地鉄と一致するため、その作域が鎌倉時代だと特定できます。 地鉄の美しさはもとより、刃紋が清純で、さらに今なお輪反りとなっており、時代の古さがよく見て取れます。来国俊は来国行の息子と言われています。 

葵美術より一言:来国俊は国行の子供で、来孫太郎と称し源と名乗った。作銘に”来太郎源国俊”“正和四年七十五歳”などがある。 国俊二字銘と来国俊は銘振りが異なるところから別人説があり、現在でも議論されている。これほど優れた来国俊に作品は少なく、おそらく大名ものとして近年まで保存されてきた作品です。是非この大名品をお勧めいたします。

特別重要刀剣鑑定書
拵え:特別保存刀装具
葵美術評価鑑定書:全身押し形




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