AS21653 脇差：無銘(海部)

ご注文番号：AS21653
脇差：拵え入り(保存刀剣)

銘：無銘(海部)　

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は無銘(海部)としては上作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき：銀一重
刃長:35.9センチ
反り:1.0センチ
目釘穴:2個
元幅:2.54センチ
先幅:1.02センチ
重ね:0.54センチ
刀身重量:265グラム
時代：室町時代末期頃
体配：身幅ありて重ね尋常な反り深くつき帽子長くつく。
地鉄：小板目肌良くねれて綺麗な地鉄となり鎬地に焼きが入る
刃紋：沸出来直刃出来となり帽子丸く返る

特徴：海部とは室町時代に流行した盗賊の集団であったと言われております。刀そのものは切れ味の良い作品が多く多少の緩みは瑕などは気にせず使用されたと言われております。この作品はそれよりも良く研磨が施され出来も優れていると考えられます

拵：
縁頭：鉄地に大きくトンボの図柄を（鬼ヤンマ）描き金で色絵をほどこす。
鞘：朱塗上品な色合いの鞘
目貫：トンボの図柄を高彫し金で色絵をほどこす
小柄；赤銅地に色々なトンボの姿を高彫し金で色絵をほどこす　
笄：　２個にわたり別れて描く　　　トンボの図柄を金で色絵をほどこす。
鐺：鉄地のトンボの図柄を高彫し金で色絵をほどこす

葵美術より一言：本作の作品は無銘海部と定められた作品です。　　拵えは朱塗の作品とトンボの図柄で全て囲み素晴らしい図柄で覆う。　　トンボは勝虫といわれ縁起の良い作品として喜ばれた。本作は特に勝虫の素晴らしい画像でお勧めできる作品です。どうかお勧めしたい作品です。

保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書：全身押し形