AS21685 刀：肥前国藤原広貞

ご注文番号： AS21685
刀：白鞘入り（保存刀剣）（委託品）

銘：肥前国藤原広貞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
新刀：中上作：肥前
研磨済み
はばき：金色絵二重鎺
刃長:64.8センチ
反り:1.4センチ
目釘穴:1個
元幅:3.01センチ
先幅:2.23センチ
重ね:0.75センチ
刀身重量:795グラム
時代:江戸時代 貞享頃 1684年頃
体配：身幅広く重ね厚くがっしりとした作品で反り適度につき切先がのびた作品で肉置きの良い作品です。
地鉄：小板目肌良く練れて地沸が付き綺麗な地肌となりよく言われる肥前肌すなわち小糠肌となる。
刃紋：沸出来互の目乱れ大きく働き、
足・葉が盛んに働き金筋が働く。
帽子、乱れ込んで先尖って返る

特徴：肥前国藤原広貞初代兼広の子供で、２代目兼広となる。初代は後に吉家と称す。

葵美術より一言：本作の広貞は河内大掾行広と似ている部分があるものの、多少に硬さを感じさせます。しかし足、葉が激しく働き出来の良い作品です。当時、刀工は金になる作品ばかりを製作する様になり、より華やかな地鉄で華やかな刃紋を製作する様になりました。　　本作は肉置きの良いがっしりとした作品を、その華やかさでかなりの注文を受けたと考えられます。やや短いですが７９５グラムもあり、健全な作品なのが好ましく、是非お勧めのしたい作品です。
研磨をご希望の方には別途五万円にて承ります。

保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書：全身押し形