AS21600 刀:水府住勝村徳勝作之

説明

ご注文番号:AS21600
刀:拵え入り(特別保存刀剣)(刀苑社審査委員会鑑定書)

銘:水府住勝村徳勝作之                                 
文久四年二月日

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 水府住勝村徳勝作之 としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着一重
刃長:64.4センチ
反り:2.0センチ
目釘穴:1個
元幅:3.09センチ
先幅:2.08センチ
重ね:0.73センチ
刀身重量:735グラム
時代:江戸時代末期文久4年
体配:身幅重ねしっかりと反りやや深くつき鋒が伸びる
地鉄:小板目肌良く詰んで昌にながれ地沸がよくつき地景があらわれる
鎬地:強い柾目肌
刃紋:沸出来、匂口の深い互の目乱れとなり、足よく働き、刃中に砂流と金筋が盛に働く。帽子、沸出来、丸く返る

特徴:勝村徳勝は通称彦六と称し始めは徳宗より鍛錬技術を学びのちに江戸に出て細川正義、石堂雲寿是一にも学ぶ。徳勝は通常初代、二代共に柾目の地鉄を製作するが時には本作のごとく小板目肌で製作する場合があります。多くの水戸の侍から好まれた徳勝の作品です。

拵:
鍔:楕円形の鉄鍔に龍と波を高彫し金で色絵をほどこす
縁頭:鉄地に紋様を金で色絵をほどこす
鞘:黒蝋色鞘
目貫:赤銅地で鳳凰の図柄を高彫し金で色絵をほどこす

葵美術より一言:水府住勝村徳勝はほとんどが柾目肌の作品が多い中で小板目肌の作品も時には見かけます。あくまで私見ですが柾目肌の場合は直刃出来が圧倒的に多く小板目肌の場合は激しい互の目乱れの作品になります。  これは柾目肌で互の目を製作するのは難しいため、小板目でなくてはならなかったのかもしれません。本作は頭の揃った匂口の深い互の目に足が太く入り刃中に砂流、金筋が盛に働き徳勝の傑作刀です。拵えも華美ではありませんが落ち着いた雰囲気があり是非お勧めしたい作品です。生刃が残り肉置きがよく蛤の表面を触る様な健全さです。

特別保存刀剣鑑定書
刀苑社審査委員会鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形




落札価格:¥800,000

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最高入札者 : tr_ymn

tr_ymn
2022/01/21 (金) 03:14
¥800,000
オークション開始
2022/01/14 (金) 10:09

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