AS21601 脇差:一備州吉岡住左衛(以下切)

説明

ご注文番号: AS21601
脇差:白鞘入り(特別保存刀剣)(委託品)

銘:建武元年六月(以下切)
一備州吉岡住左衛(以下切)(助光)

一文字  吉岡

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は一備州吉岡住左衛(以下切)(助光) としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着二重
刃長:45.6センチ
反り:1.2センチ
目釘穴:2個
元幅:2.79センチ
重ね:0.67センチ
刀身重量:460グラム
時代:鎌倉時代 建武元年 1334年
体配:薙刀直しの作品で身幅が広く三つ棟となり
表に棒樋と添樋添樋を彫り裏には棒樋とその中に素剣を彫る。
地鉄:小板目肌に杢目肌が混じり地沸がよくつき淡い映りが現れる
刃紋:小沸出来、小丁子乱れ、小互の目乱れがやや匂口深めとなり、刃中に砂流と細かな金筋が働く。
帽子、焼き詰風になり鎬地には飛び焼きがかかる。

特徴:一文字には古一文字、福岡、吉岡、片山、正中一文字などがおり、鎌倉時代初期より大いに活躍した。この一文字は銘の上部に一という文字を切りその後ろから備州吉岡住左衛(助光)と銘を切りさらに裏には建武元年六月の年紀が切られ大変資料的に貴重な作品と言えます

葵美術より一言:吉岡一文字の助光の年紀入り、さらに銘の上部に一と堂々と彫られています。この作品は元々長巻の作品を詰めて脇差として使用していた作品です。 がっしりとした健全な作品です。一文字の作品で無銘極めは華やかな刃紋が一般的であるが在銘の作品はややこずんだ作品が多く現在の鑑定と実物(在銘)との間の落差を埋める説明が必要なのではないかと考えられます。いずれにせよ年紀入り在銘の吉岡一文字の作品は極めて少なく是非お勧めしたい作品です。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形



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2022/01/12 (水) 10:24

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