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オークション開始
2022/01/09 (日) 10:10 |
※ = 自動入札
ご注文番号:AS16069
刀:白鞘入り、拵え付き(保存刀剣)
銘: 無銘(広重 (下原)
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 無銘 廣重 としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着一重 岩石はばき
刃長:70.0センチ
反り:1.3センチ
目釘穴:1個
元幅:2.99センチ
先幅:2.14センチ
重ね:0.675センチ
刀身重量:675 グラム
時代:江戸時代 寬文の頃
体配:生無銘で身幅、重ね尋常な反りやや浅く鋒がのびた体配の作品
地鉄:鍛えは八雲鍛えと称する肌立つ地鉄に杢目肌が混じり地沸が良くつき黒味のある地鉄で肌立つ
鎬地:板目肌の杢目肌が混じり柾目が少ない
刃紋:沸出来直刃やや締まり明るく冴える。
特徴:下原と呼称される刀工群は室町時代後期から江戸時代初期に江戸に移住し八王子近辺を境として活躍する。特に地鉄は八雲鍛えという独特な地鉄を使用して肌立ち白気映りの現れる作品が多い。大菩薩峠で有名になった武蔵太郎安国などの刀工の他、周重、康重、照重等がおり地味ではあるがしっとりとした古刀の雰囲気を保有した刀工です。時には刀身彫りを行いますが見事な作品が多い。
拵:
鍔:楕円形の素銅地鍔に赤銅で覆輪をほどこし、川の流れを彫り赤銅を象嵌する。
縁頭:素銅地に飛ぶ鳥の図柄を赤銅で象嵌する
鞘:変わり塗り鞘
目貫:素銅地で鳥の図柄を高彫りする
葵美術より一言:下原鍛治はやや地味であったためあまり目立たない刀工群ではありますが、刀剣博物館の事務長をされていた後藤安孝先生が武州下原展においてご自身でお集めになった品物を中心に展示を行いかなり多くの不明な部分が明白になりました。下原鍛治の特徴は地鉄にあり八雲鍛えというやや肌立つ地鉄にやや村正風の茎をして直刃出来の刃紋が多く渋い作品を好む愛刀家には絶大な支持を受けております。生無銘が珍しくまた出来も優れております。刀剣博物館では無銘、下原廣重と鑑定された作品です。
保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形
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