AS21475 刀:大阪月山貞一精鍛之

説明

ご注文番号:AS21475

刀:白鞘入り(甲種特別貴重刀剣)

銘:應清田君之需
明治三十四年九月日 大阪月山貞一精鍛之

鞘書:源貞一 一応清田君之需 大阪月山貞一精鍛之 明治34年9月日
祖父の優作と拝見仕候 昭和36年5月節句大和三???河之上 源貞一 花押

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は月山貞一としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着一重
刃長: 66.7センチ
反り: 0.4センチ
目釘穴:1 個
元幅: 2.27センチ
重ね: 0.63センチ
刀身重量:460 グラム
時代:明治34年
体配:長巻を思わせる作品で身幅が尋常で重ね厚く反りが浅く鋒が伸び
生刃が5cmほど残る健全な作品です。
地鉄:小板目肌よく練れて地沸がつき綺麗な無地の澄んだ地鉄となる。
刃紋:沸出来に匂口やや深い互の目乱れ、逆さ乱れを焼き上げ足、よく働き刃中、砂
流、金筋が働き、帽子尖ごころに大きく焼き下げる。

特徴:初代月山貞一は摂津の刀匠。本名月山弥五郎。
天保七年(1836)二月、江州須越村に生まれ、七歳にて月山貞吉の養子になる。
十一歳頃から修行を始め、二十歳頃には綾杉肌を習得していたと言われる。
明治九年の廃刀令後も作刀ひとすじに進み、明治二十六年には
シカゴ万国博に刀を出品して受賞し、翌年明治天皇より作品お買い上げとなる。
明治三十九年(1906)四月に帝室技芸員に任ぜられる。
彫刻の名手としても有名。大正七年(1918)七月十一日八十四歳で没した。
作刀は嘉永三年(1850)の十五歳から大正七年(1918)の没年までみられる。
地鉄は小板目が良く詰み、無地風になって地沸が付いたものが多く、
映りのあるものや柾目肌、綾杉肌などがある。

葵美術より一言:月山貞一は江戸時代末期から明治4年の廃刀令を経て
再び日本刀の制作が許される時代を過ごしてきた刀工で
日露戦争、日清戦争の時代背景の中で日本刀を制作する機会に
恵まれて帝室技芸員という役を獲得し多くの日本刀を制作する様になった。
本作はおそらく明治時代海軍や陸軍の指揮刀であったと考えられます。
出来の優れた作品ですので是非お勧めしたい作品です。
なお本作は旧甲種特別貴重刀剣に合格しております。当社では保存刀剣合格を保証いたします

甲種特別貴重刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形

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2022/01/04 (火) 14:22

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