AS17441-刀:備前介藤原宗次

説明

刀:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘:備前介藤原宗次 
慶応三年正月日    
                      
新々刀:上々作:武蔵
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は備前介藤原宗次 としては上々作にランクされる作品です。
上々研磨済み
はばき:金着二重
刃長:2尺2寸7分(68.9センチ)
反り:6分(1.8センチ)
目釘穴:1個
元幅:3.15センチ
先幅:2.47センチ
重ね:0.72センチ
時代:江戸時代末期 1867年
体配:身幅が広く重ね厚くがっしりとした刀で適度に反りがあり
大切先となり体配の豪壮な作品です。
表に素剣と棒樋に添樋を彫り裏には護摩箸、梵字、を見事に彫る。
地鉄:小板目肌よく練れて地錵がよく付き綺麗な澄んだ地金となる。
刃紋:匂出来互の目乱れ高低に変化があり帽子乱れ込む。
特徴:備前介藤原宗次は陸奥白河に固山宗平の弟として生まれ宗兵衛と
称した更に白河松平家の抱工として作刀し藩主に従い桑名に移住する。
天保二年に江戸に出て鍛刀する。当時からかなり有名であったと考えられ
彼に刀を注文する武士はかなりあったと言われている。 宗次の作品は
どれもが欠点のない出来が多く高技量の持ち主であった事が伺える。
彼は切れ味を良くするために当時の切り手であった山田浅右衛門から
切れ味、刃味を良くする為に多くを学んだ。 
その為山田浅右衛門の試し切りが数多く残されている。
葵美術より一言:本作は固山宗次の兼光写しの見事な作品で
身幅が広く大切先の見事な作品です。特に刀身に彫られた彫り物は
剣巻龍、棒樋や梵字などの特徴から義次の彫った彫り物に間違いが無く彫り口が素晴らしい。
なお本作は新々刀大鑑に掲載された(564ページ参照)作品と瓜二つです。 
恐らく宗次が本作を慶応3年正月に制作し、その後同年5月に特別注文で暖めていた作品と
全く同様な刀を制作したと考えられ資料的にも記帳であります。  
なお宗次は勝光写しの剣巻龍の作品を数点制作しており、
彫り口も同様なので彫りは義次の彫った彫り物であると考えられます。
兼光当たりを写した傑作で正に見事な彫り口です。 
是非この見事な固山宗次を是非お求め下さい。
時代背景:慌ただしい時代で慶応4年9月8日には明治に改元された。
特別保存刀剣鑑定書
葵美術正真鑑定書:全身押し形


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2021/12/29 (水) 12:26

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