AS17267 刀:肥前住播磨大掾藤原忠国(初代)(第25回重要刀剣)

説明

ご注文番号: AS17267

刀:白鞘入り(第25回重要刀剣)

銘:肥前住播磨大掾藤原忠国(初代)

新刀上作:業物:肥前
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は肥前住播磨大掾藤原忠国としては最上作にランクされる作品です。
最上研磨済み
刃長:71.6センチ
反り:1.8センチ
目釘穴:1個
元幅:2.90センチ
先幅:2.15センチ
重ね:0.58センチ
時代:江戸時代 慶安の頃
体配:身幅、重ね尋常な反りやや深く
切先が延びた体配の綺麗な姿をした作品です。
地鉄:小板目肌よく詰んで地錵が詰み
肥前刀独特の精良な地金すなわち小糠肌となる。
鎬地:板目肌に柾目が混じる
刃紋:刃区より錵出来直刃、その先匂口の深い互の目乱れとなり
刃縁柔らかく刃中、砂流、金筋が盛んに働く。
帽子、乱れ込んで先、掃掛となり返りがやや深い。
特徴:初代忠国は初代忠吉の門。慶長三年(1598)に生まれた。
父は本名を橋本六郎左衛門といい、初代広貞である国広の弟として生まれ、
初銘を肥前国住人広則と銘し、後に吉家と改銘した刀工。
忠国は寛永十一年(1634年) 三十七歳で播磨大掾を受領して
忠国と改銘、同時に小城藩の抱工となる。肥前に住し、播磨大掾藤原忠国と銘し、
後に播磨守と改銘。晩年には入道して休鉄と号した。
元禄四年(1691年)九十四歳にて没した。新刀上作に列せられている。
茎に菊紋を切ったものもある。
匂口の深い互の目乱を得意とする技倆の極めて優れた刀工である。
本作は物打付近にごく小さな鍛え瑕がありますが、さほど気にはなりません。
葵美術より一言:播磨大掾藤原忠国は本家筋とは異なり独創的な刃紋を制作する。
それはあたかも夏の空に浮かぶ積乱雲を思わせ、
刃中には砂流、金筋が盛んに働き見る者を圧倒させる作品で
新刀期では上作となっておりますが私見では上上作に値する刀工と評価致します。
先日長崎から福岡に向けて電車で通過しましたが、
雄大な肥前地方の光景が浮かんで参ります。
江戸時代初期に空に浮かんだ夏雲を見ながら
制作に励んだ刀工達の光景が目に見える様です。
本作は重要刀剣に指定されていますので忠国の最上作の作品です。
是非お求め下さい。

第25回重要刀剣
葵美術評価鑑定書:全身押し形



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2021/12/28 (火) 17:26

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