AS21483 短刀:浪華月山雲龍子貞一作

説明

ご注文番号:AS21483
短刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)

銘: 浪華月山雲龍子貞一作
慶応三年十一月日

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 浪華月山雲龍子貞一作としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み 最上研磨済
はばき:金色絵一重はばき
刃長: 23.2センチ
目釘穴:1
元幅:2.3センチ
重ね:0.74センチ
刀身重量:195 グラム
時代:江戸時代末期 慶応の頃
体配:冠落とし風の短刀で身幅がやや広く
重ね厚くがっしりとした短刀。
地鉄:綾杉肌良く練れて地沸が付き精良な地鉄となる。
刃紋:沸出来直刃を基調として細かな足が入る。

特徴:月山雲龍子貞一の綾杉肌の傑作の冠落とし風の短刀です。
初代月山貞一は摂津の刀匠。本名月山弥五郎。天保七年(1836)二月、江州須越
村に生まれ、七歳にて月山貞吉の養子になる。十一歳頃から修行を始め、二十歳頃には
綾杉肌を習得していたと言われる。明治九年の廃刀令後も作刀ひとすじに進み、明治二
十六年にはシカゴ万国博に刀を出品して受賞し、翌年明治天皇より作品お買い上げとな
る。明治三十九年(1906)四月に帝室技芸員に任ぜられる。彫刻の名手としても有名。
大正七年(1918)七月十一日八十四歳で没した。作刀は嘉永三年(1850)の十五歳か
ら大正七年(1918)の没年までみられる。

拵:
縁頭:赤銅地に家紋を彫る。
鞘:黒に青貝散らしの鞘に花模様を描き家紋を青貝で描く
小柄:四分一地に梅の花を高彫し銀で花びらを描く
笄:四分一地に花の図柄を高彫りする。

葵美術より一言:初代月山貞一において、江戸時代の年紀のある作品が少ないのは明治
4年に廃刀令が施行された為である。
したがって江戸時代末期の短刀の政策は珍しく貴重であ
ります。本作は冠落とし風の作品でしかも貞一が
懸命に自身の先祖が製作した綾杉肌を復古させた作品で短刀
を製作しております。
やがて廃刀令によって刀剣の製作が断念され、その後また
日本刀の製作が許される時代となって、製作を開始し帝室技芸員と
して評価される様になります。 明治後年では息子の貞勝が父親の代作
を数多くこなしました。 本作は慶応3年作で貞一の
廃刀令を間近にせまる時代の綾杉肌の貞一自身の作品であり」貴重で是非お勧めしたい作品です。
拵えは華美ではありませんが当時の作品で短刀が製作された時に製作された作品です。
しかしなかなか良く出来ており月山雲龍子貞一の綾杉肌の短刀と良く合っております。是非お勧めしたい作品です。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形



落札価格:¥1,200,000

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入札履歴

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最高入札者 : donalddughalmackay

donalddughalmackay
2022/01/05 (水) 18:20
¥1,200,000
オークション開始
2021/12/26 (日) 11:17

※ = 自動入札