AS21616 脇差:肥後大掾藤原(初代康継)

ご注文番号：AS21616
脇差:白鞘入り(保存刀剣)

銘: 肥後大掾藤原(初代康継)
越前住

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 肥後大掾藤原 としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:
刃長:31.6センチ
反り:0.2センチ
目釘穴: 1個
元幅:31.6センチ
先幅:2.9センチ
重ね:0.54センチ
刀身重量:235 グラム
時代:江戸時代初期頃
体配:身幅が広く重ね三つ棟となり多少反りが付き表に素剣と梵字を彫り裏には棒樋と
添樋をほる。
地鉄:板目肌練れて肌立ち地沸がよく現れ直刃よく働き帽子綺麗に丸く変える
刃紋:刃紋の先端から国広のごとく水景映りが現れ地肌がよく練れて地沸がつき肌目が良く現れる
特徴:この初代康継は未だ康継より葵の家門をもらう以前の時代の作品である。 どことなく板目がよく現れ肌目が良く見て取れる作品であると考えます。惜しむらくは銘の部分の後半がなくなっている点が惜しまれるが剣や梵字も見事に決まり出来が良く長さも十分で出来の良さを感じさせる見事な作品であると感じます。

葵美術より一言:身幅の廣い三つ棟の作品で板目が強く出た見事な作品です。この様な作品の場合はかなり荒々しい地鉄となり肌目が大きく働き刃紋も穏やかな作品が多いと考えます。 時代が古く感じられ見事な出来をした作品です。

保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形