AS10398 脇差：無銘(宇多平国）

ご注文番号：AS10398
脇差：白鞘入り(保存刀剣)

銘：無銘(宇多平国）

末古刀：越中：中上作
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は無銘(宇多平国）としては上作にランクされる作品です。

研磨済み
はばき：銀一重
刃長：52.9センチ
反り：1.9センチ
目釘穴：2個
元幅：2.99センチ
重ね：0.71センチ
時代：室町時代文亀頃１５０１年
体配：身幅広く重ねのしっかりとした体配の良い薙刀直し脇差
表裏に腰樋、添樋を彫る。
地鉄：小板目肌良く詰んで地錵が付き綺麗な地金となる。
刃紋：錵出来直刃に湾が混じり、やや匂口深い。
帽子丸く尖りごころに返る。

特徴：宇多平国の始祖は大和国宇陀郡より鎌倉時代末期に越中に移住した國光と云われている。
室町時代には国宗を筆頭として活躍し、国房、国次、等の刀工が見られる。
越中国宇多平国は國宗の門人として活躍し肌目が良く見て取れ地金が黒く則重を彷彿とさせる。
本作は体配もよく、地鉄の美しい素晴らしい脇差です。

保存刀剣
葵美術評価鑑定：全身押し形