AS21632 刀:源盛吉(無鑑査刀匠)

説明

ご注文番号:AS21632
刀:白鞘入り(虎風の縞模様の入った見事な鞘です。)

銘:源盛吉(無鑑査刀匠)
昭和戊辰歳八月日(つちのえ たつ)昭和63年(1988年)                   
                                             
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は源盛吉としては上々作にランクされる作品です。
上々研磨済み
はばき:金着一重
刃長:76.7センチ
反り:2.21センチ
目釘穴:1個
元幅:3.48センチ
先幅:2.93センチ
重ね:0.78センチ
刀身重量:1055グラム
時代:現代
体配:長さが76.7cm、身幅が3.48cmとがっしりとした
重ねの厚い作品で反りやや深く大切先の圧倒される様な豪壮な作品です。
地鉄:小板目肌よく詰んで元平の如く詰んで
黒味のある精良な地金となる。
刃紋:小錵出来丁字乱れに互の目乱れが混じり
匂口が深く刃中、砂流、金筋が盛んに働く。

特徴:谷川盛吉(本名松吉)は大正九年(1920)生まれの熊本の八代市の刀匠で、
昭和九年(1934)に金剛兵衛盛高靖博に入門。
さらに盛高師が八代に迎えた延寿太郎宣繁に学ぶ。昭和十六年(1941)に師盛高靖博より
「延寿宣次源盛吉」を受名。昭和二十七年(1952)に講和記念刀を製作。
昭和二十九年(1954)に作刀承認を受ける。
第一回作刀技術発表会から連続出品。
昭和五十三~五十四年(1978~1979)頃に源清麿写で名声を高めた。
昭和六十年(1985)には無鑑査刀匠となる。本作は円熟期に達した時期の作である。
迫力の有る相州伝の傑作を残し、平成二年(1990)に惜しくも七十歳で没した。
本作は晩年の一振りであるが、得意とした源清麿写しの作風はますます冴えわたり、
刃中にあらわれた殊の外長く見事な金筋には見応えが有る。
本作は数有る盛吉の作の中でも晩年の作である。
まさに清麿を彷佛とさせる出来で一点の緩みもなく素晴らしい。

葵美術より一言:谷川盛吉の最も得意としる作品は清麿写しですが
本作はその清麿写しと思われる作品を遺憾なく発揮した作品と言えます。 
長さもあり重ねも厚く、表裏に棒樋を彫り大切先の圧倒される豪壮な作品で
出来も清麿写しとなり地金は九州新々刀の元平を思わせる精良な地金で
瑕欠点のない素晴らしい作品です。
研磨も良く清麿写しで是非御薦めしたい傑作刀の作品です。
白鞘は見事な虎風の縞模様の入った鞘です。

時代背景: リクルート事件が起こり、戦後最大の贈収賄事件(企業犯罪)が発覚した。地価があがり続け都心部以外にも普及ファミコン用ソフト(ドラゴンクエスト3)発売日には、ゲームショップに長蛇の列が出来た

保存刀剣
葵美術評価鑑定書:全身押し形


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2021/12/14 (火) 12:25

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