AS21628 脇差:村正(広正と改竄)

説明

ご注文番号:AS21628
脇差:白鞘入り、拵え付き(保存刀剣)

銘:村正 (広正と改竄) 

鞘書:勢州村正 於徳川治世嫌悪村正之作致改 村の字尚為広蓋其好例也資料の一
刃長1尺貳寸九分有之 昭和五十年春弥生吉日 寒山誌  花押

末古刀:最上作:伊勢
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 村正(広正と改竄) としては最上作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着二重
交付年月日:昭和31年4月18日
刃長:1尺3寸(39.4センチ)
反り:1分5厘(0.45センチ)
目釘穴:2個
元幅:3.05センチ
重ね:0.6センチ
時代:室町時代末期
体配:身幅が広く重ね厚く三つ棟となり長寸で
反りがやや付き体配の豪壮な姿をした平打の脇差
地鉄:板目肌が実に良く練れて地錵が付き地景が入って強い地鉄となる。
刃紋:錵出来互の目乱れ、尖り互の目乱れが混じり
刃中、砂流、金筋が良く働き帽子地蔵風に丸く返り先、火焔風となる。
表裏の刃紋が良く揃う。

特徴:村正は伊勢の國桑名で刀剣の制作を行い千子村正と呼ばれ数多くの弟子を育成した。 
赤坂左衛兼村の子で戦国時代に活躍する。
初代から3代迄が有名であり最も知られた作品が二代と云われている。
地金は強く肌立つ地金と良く詰んだ地金、とがあるが肌立つ地金に最も優れた作品が多く、
相州伝を加味した作品や皆焼出来の作品などがある。
又村正は何代かに分かれるが本作は最も出来の良い2代作である。
刃紋は彼の特徴である表裏の揃った作品で、
特に優れた作品は箱乱れで愛刀家の垂涎の作品である。
本作は健全であり刃紋の表裏が揃い地金も見事な出来である。
なお村正は徳川家が忌避する刀工であったと云われている徳川家康の
祖父清康と父広忠が家臣の謀反によって殺害された刀は村正であった。
嫡男信康が死罪となった時介錯に使用された刀が村正であり、
関ヶ原の戦いで戦勲をたてた織田長孝の保有する槍を家康が見ていた時に
その槍で怪我をしたそれも村正であったと云われている。
徳川家康は村正を全て廃棄させ忌避するようになった。
徳川家以外の残った村正は家康に反感する武将により、
保有され銘の一部を削り分からない様にしていたものもあると考えられる。
本作はその代表例で歴史的に貴重な存在と云えます。
村正の村を改竄し家康に反感を抱いて
いたのか家康の意向に沿って目立たない様にしたのかは不明ですが
由井正雪も同様に徳川家に反発する者として愛刀として保持しておりました。
正に滅多に出てこない名品の村正と云えます。 
寒山先生の鞘書のも同様な事が記載されております。

葵美術より一言:妖刀村正として有名な村正は徳川家から嫌われ、
それを理由として徳川家に反発する大名が
隠しもっていたり銘の一部を改竄して保有していたりしたと云われております。
廃棄せずの保有し続ける事である意味では隠れキリシタンとも云えるのかもしれません。
その歴史的な事実を物語る作品が本作で正に二代村正の村を消し去り
広という文字を刻みこの脇差を大切に保有していたと考えられます。  
村正については銘の一部改竄は偽名扱いではなく歴史的
資料として村正として容認され評価がなされております。
本作は長寸の平打ちの脇差で身幅が広く三つ棟で、
地金は抜群に良く表裏の揃った見事な作品です。
村正の健全な最上作といえる作品です。

時代背景:時代背景:寧波(ねいは)の乱1523年(日本では室町時代の大永3年)。
幕府の管領家で堺を貿易の拠点にしてい細川氏と
大内氏がそれぞれ独自に使節団を派遣した貿易を経営をはじめ、
その勢力争いが明政府との間でのごたごたに繋がり、細川氏と大内氏との戦いとなった。

保存刀剣鑑定書(保存鑑定書と登録証では広正)
葵美術評価鑑定書:全身押し形



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2021/12/14 (火) 11:38

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