AS19634 刀:備州長船祐定作

説明

ご注文番号:AS19634
刀:白鞘入り、拵え付き(保存刀剣)

銘: 備州長船祐定作
天正七年八月日

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は備州長船祐定作としては上作と評価される作品です
研磨済み
はばき:素銅地に金色絵一重鎺
刃長:70.2センチ
反り:1.7センチ
目釘穴:1 個
元幅:3.1センチ
先幅:2.1センチ
重ね:0.8センチ
刀身重量: 810グラム
時代:室町時代末期 天正7年(1579年)
体配:身幅 広め、重ねやや厚く反りが深く付き切先が伸びる。
地鉄:小板目はだに小杢目肌良く練れて地錵が良く付きが付き
映りが現れる。
刃紋:錵出来丁字乱れ、やや染みている為刃中の働きが判然としない部分はあるが丁字にのたれの刃紋に刃中砂流し、金筋が働く。表の物打ち近辺の刃中に小瑕がある。
帽子丸く乱れ来んで金筋が良く働く

特徴:室町時代は播磨、美作、備前三国の守護大名赤松氏の庇護の元、備前鍛冶繁栄の
時代で多くの刀工を輩出した。この時代は全国的に相次いだ戦乱により刀剣の需要は増
大し、加えて国内のみならず対明貿易の商品としても多数の刀剣が作刀された。備前の
長船派は光忠(建長 1249頃)を事実上の祖とする一派で、祐定一家は室町時代末期に
最も繁栄した。わけても祐定は長船鍛治の代名詞ともいえる。備前長船鍛冶は天正の大
洪水によって殆どが壊滅し、その後は弟子筋の吉井住祐定が長船に進出して横山姓を名
乗り、再興に努めたとされる。本作は長船鍛冶の最末期の栄光を現代に伝えると共に、
その当時が偲ばれる作である。幾星霜を経た古刀ならではの良さがにじむ。

拵:海軍軍装拵え 佐官以上の軍装 上手

葵美術より一言:本作は備州長船祐定銘であり
天正7年8月に制作され目釘穴1ッ個の当時の生の状態を保っております。備州銘は数打ちの作品であり、当時備前祐定は一大刀剣制作工場であったと考えられます。当時は戦国時代真っ盛りで武器の需要が多く多量生産方式で数多く生産された状況であったのです。 しかしながら江戸時代になると数打ちであっても武士の間では評価が高く求める武士や大名は多かったのです。本作は先に触れました様に小瑕があり、焼き刃の染みた部分もありますが当時の姿を良く表し目釘穴1個で大切に保存されてきた様子が伺えます。戦国時代真っ盛りの作品で第2次世界大戦で再びしようされた後に戻ってきた軍装。恐らくご自宅に先祖伝来の刀を戦地に向かう為に取り出し軍装に入れて戦地に向かったものだと考えられます。 海軍の軍人はほとんどが船と共に亡くなっておりますが戦後まで生存されたと考えられます。

時代背景:天正7年7月織田の家臣と明智光秀が丹波国を平定する。

保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形


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2021/12/14 (火) 11:17

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