AS20368-刀:筑州住源信国吉包

説明

刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘:筑州住源信国吉包
以南蛮鉄作是
               
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は筑州住源信国吉包 としては最上作にランクされる作品です。
新刀:上作:筑前
研磨済み 上々研磨済
はばき:金着二重はばき
刃長:71.1センチ
反り:1.6センチ
目釘穴:1個
元幅:2.99センチ
先幅:2.15センチ
重ね:0.66センチ
刀身重量:730 グラム
時代:江戸時代天和の頃
体配: 身幅、重ね共にしっかりとした作品で
反り適度につき切先がのびた体配の良い作品となる。
地鉄:小板目肌良く練れて地沸が付き黒味のある精良な地鉄となる
鎬地:板目肌に木目肌さらに柾目肌が良く詰んで上質な肌目となる
刃紋:刃区より直刃、その先匂口深めに、互の目乱れとなり、
明るく冴えた地鉄に砂流、金筋が盛んに
働き帽子丸く返り、さらに金筋が切先にかかる。

特徴:祖先が豊前市宇佐に住していた信国吉次の子供で、
信重国包の父親である。 助左衛門と称し
元禄6年8月22日に亡くなる。黒田家の抱え鍛冶として活躍した。
新刀期、黒田長政によって招かれ、筑前博多にて大いに活躍した刀工群を筑前信国一派といい、信国吉貞を始祖として、
代々家督を継承しておおいに繁栄し、
数多くの優れた刀工を輩出している。
中でもその代表的な鍛冶として、吉政、吉次、
そして本作の作者吉包等が特に高名である。
彼らは信国を性として「信国何 某」と名乗るのが通例で、
作風としては互の目主調の乱れ刃や小のたれを交えたもの、
この派特有の丁字乱れの作域も少なからず見受けられる。
     
拵:
鍔:延茎の鉄綱に龍を型取りし透す。
縁頭:素銅地に桜と梅の図柄を彫り金で色絵を施す
鞘:焦げ茶色革製鞘
目貫:葵の家紋を高彫し金で色絵をほどこす
笄:素銅地に家紋を彫り金で色絵をほどこす。
鐺:四分一地

葵美術より一言:この作品は筑州住源信国吉包のものであり、黒田家のお抱え刀工として一門は大いに繁栄した。本作は勿論本物ですが意外と偽銘の作品が多いのには驚かされます。 吉包の製作は少なく明るく冴えた作品が多く近江大掾藤原忠広に酷似した作品があります。 本作は地鉄が良く、刃紋も明るく冴えて品格のある作品ですので是非お勧めしたい作品です。重包は信国吉包の子で延宝元年に生まれ通称原田助六と呼ばれていた。また助左衛門とも称し享保6年彼が49歳になった時に将軍吉宗に召されて江戸にあがり浜御殿で主水正正清、一平安代と共に鍛刀しその技を認められて一葉葵紋を茎に切ることを許された、 乱れ写りに立った鍛えに丁子乱れを交えて足、刃が華やかな刃紋を形成する。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形


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2021/12/10 (金) 11:00

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