AS21526-脇差:近江守藤原継広

説明

脇差:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘:近江守藤原継広 
越前住下坂 

鞘書:越前住下坂  近江守藤原継廣

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
新刀:中上作:業物:越前
本作の出来は近江守藤原継広としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:銀一重
刃長: 54.8センチ
反り: 1.2センチ
目釘穴: 1個
元幅: 2.96センチ
先幅: 1.99センチ
重ね: 0.59センチ
刀身重量: 535 グラム
時代:江戸時代寛文の頃
体配:身幅、重ねしっかりとした作品で反り適度に付き
切っ先が伸びた体配の良い作品です。
地鉄:小板目肌練れて肌立ち地沸がつき
北國風の黒味を帯びた地金となる。
刃紋:沸出来、直刃にのたれ刃がまじり
刃中、小足が入る。帽子:丸く返る。

特徴:近江守藤原継広は越前の刀工で越前康継と共に活躍する。
銘の裏には通常越前住と刻まれるが越前住下坂と切るのは珍しい。

拵:
鍔:楕円形の鉄鍔に耳を薄く立ち上げ
中に刻みを入れて花を彫り金で色絵を施す。
縁頭:鐺: 鉄地に文様を布目象嵌を施す。
鞘:焦茶色鞘に細かな文様や家紋を描く

葵美術より一言:近江守藤原継広は越前の刀工で
当時越前康継などと交流を深め刀剣の制作
を行なっていたと考えられます。作風が極めてよく似ております。
江戸においても製作していた
と言われ当時は良く知られた刀工出会ったと思われます。
拵えは肥後風の作品で華美ではありませんがしっかりとした作品です。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形

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2021/12/08 (水) 11:10

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