AS21434-刀:一進斎宗平

説明

刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘:一進斎宗平   
明治二年八月日

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は一進斎宗平 としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:銀一重に紋様を彫刻する
刃長:2尺2寸1分(67.0センチ)
反り:4分(1.2センチ)
目釘穴: 1個
元幅:3.03センチ
先幅:2.275センチ
重ね:0.65センチ
刀身重量: 725グラム
時代:幕末から明治
体配:身幅が広く重ね厚く反りが適度に付き鋒が伸び、
肉置きが良く蛤刃となりかすかに生刃を残す。
地鉄:小板目肌良く積んで地沸が付き綺麗な無地風の地鉄となる
刃紋:沸出来、丸みを帯びた互の目乱れとなる。  帽子乱れこむ

特徴:一進斎宗平 は上総一ノ宮加納家治工明治15年に亡くなる。 
固山宗次の兄の固山宗平は生国は奥州白河で弟とともに活躍する。 
その兄の固山宗平に学ぶ。  伊勢から上京した一進斎宗平は宗平から
気に入られたと思われ師匠の銘と同様な銘を彫ることを許される。
師匠は岩代で活躍し時には弟と桑名でも活躍する。

拵:
鍔:円形の鉄鍔に亀甲紋を彫る 信家と銘がある
縁頭:赤銅魚子地に亀の図柄を彫る
鞘:黒青貝散らし鞘
目貫:亀の図柄を高彫し金で色絵をほどこす

葵美術より一言:一進斎宗平は伊勢の刀工でありのちに江戸に上京する。
これは恐らく固山宗次と兄の固山宗平が桑名に住した時代に
当時師匠であった宗平に江戸行きを勧められ移住したと考えられます。
師匠からは同名の名前を授けられ一進斎宗平と名乗る。  
作風は固山宗次や宗平に似て特に茎の鑢目や茎尻はそっくりである。
固山宗次は蔓延2年正月からは化粧安rを止めて
横切一文字に変更しており一進斎宗平も同様な鑢目となる。
彼はかなり腕の立つ刀工であったであろうが
宗次、宗平の為に刀剣製作を捧げたと考えられます。
その為生涯の製作本数が極めて少ないのです。 固山宗次や固山宗平と比較しても決して劣らない作品と言えます。つばの亀甲紋と縁頭と目貫を亀をあわせた作品で、作品も瑕や欠点もなくおすすめ出来る作品です。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形

終了したオークション

入札がなかったため、オークションの期限が切れました

商品カテゴリー: ,

入札履歴

このオークションは終了しました。

入札がなかったため、オークションの期限が切れました
オークション開始
2021/12/01 (水) 11:31

※ = 自動入札