AS21504-脇差:無銘(来国安)

説明

脇差:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘: 無銘(来国安)       
                         
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は来国安 としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:素銅一重
刃長:31.7 センチ
反り: 0.6センチ
目釘穴:1 個
元幅:2.74 センチ
重ね:0.6 センチ
刀身重量: 290グラム
時代:鎌倉時代末期頃
体配:大擦上無銘で元来長巻であった作品を
大擦上無銘とした作品です。
地鉄:板目肌流れ地沸がつき地景が働き
黒味のする作品で肌立つ。
刃紋:小沸出来丁字乱に小互の目乱が混じり
小足に葉が盛んに働き帽子、細かく乱れ込む。

特徴:長巻を大擦上無銘とした作品でがっしりとしております。 
来国安は本国は山城で来一派の特徴がよくみて取れる。  
来国安はその後越前に移住し一派を作り千代鶴一派の祖となる。

拵:
鍔:木瓜型赤銅魚子地に裏面は筋を入れ、耳には赤銅で覆輪を施す。
縁頭:鉄地で頭は鐺同様に渦を巻く
鞘:木の地で制作する
目貫:素銅地に家紋を高彫し金で色絵を施す
鐺:鉄地で後部は渦状にする

葵美術より一言 がっしりとした大擦上無銘の来国安の作品に渋い木製の鞘と鉄地の一作拵えが付き、派手さはないが素晴らしい雰囲気を持った作品と言えます。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形


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2021/11/27 (土) 09:50

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