AS21575-太刀:助次 (第21回特別重要刀剣)

説明

太刀:白鞘入り(第21回特別重要刀剣)(委託品)
銘:助次

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 助次 としては最上作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着二重
刃長:73.9センチ
反り:2.1センチ
目釘穴:4(内2個埋)個
元幅:3.21センチ
先幅:2.08センチ
重ね:0.69センチ
刀身重量:860 グラム
時代:鎌倉時代中期頃 1264年
体配:身幅が広く重ね厚く棒樋を彫り鋒がやや伸びて
反りが深く堂々とした鎌倉時代中期以前の体配をした作品です。
地鉄:小板目肌に小杢目肌が混じり佩表は部分的に流れ
柾が交じり細かく肌目立ち地沸が微塵につく。また地には映りが現れる。
刃紋:直刃を基調として小互の目交じり刃縁に細かなほつれがかかり
匂口柔らかく小足よく入り小沸良く付き細かに砂流、金筋が働く。
帽子大きく丸く返る。

特徴:備中青江派は承安頃の宗次を祖として始まり以後南北朝時代後期に至るまで多くの名工を輩出させた。
その中で鎌倉時代中期以前の作品を古青江と称している、古青江の代表的な刀工としては守次、為次、次家、
次忠、貞次、包次、恒次、俊次、そしてこの助次がおり、その多くが次の字を通字としております、
助次は古青江俊次の子で銘が大ぶりで堂々としております。

葵美術より一言:この刀工の作風は鍛えに杢目が交じりやや肌立ちいわゆる縮緬肌となり地班の混じる物が多く
刃紋は直刃調の穏やかなものや小乱れの作品が多く、一般に良く沸が付き備前物と比較して幾分地味な
渋い味わいを醸し出している。また銘を佩表にきり鑢目が大筋違となる点も古備前とは異なる点てす。
この太刀は鍛えが小板目に小杢目が交じり細かく肌目が立っていわゆる縮緬肌を呈し刃紋は直刃に小互の目
が混じり細かに金筋、砂流が混じり茎先には大筋違の鑢目があるり佩裏に銘を切るなど随所に古青江の特色が顕示
されている。 長寸で身幅が広く重ねの厚い堂々とした姿に小沸が良くついた直刃の古雅な刃紋が良く映え地刃
に潤いがあり格調が高く、かつ地刃が健全であります。
是非この鎌倉時代初期に近い助次の古青江をお勧めいたします。
    
第21回特別重要刀剣
葵美術評価鑑定書:全身押し形



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2021/11/20 (土) 12:17

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