AS21369 脇差:出雲守藤原吉武(初代)

説明

ご注文番号:AS21369
脇差:白鞘入り(特別保存刀剣)

銘: 出雲守藤原吉武(初代)
正徳元辛卯年八月日 しょうとく 元年 かのとう

新刀:上作:業物:武蔵
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 出雲守藤原吉武 としては最上作にランクされる作品です。
研磨済み 最上研磨
はばき:金着一重
刃長:1尺8寸6分(56.4 センチ)
反り:6分 (1.82 センチ)
目釘穴:1個
元幅:4.03センチ
先幅:2.67センチ
重ね:0.855センチ
刀身重量: 825グラム
時代:江戸時代正徳(1711年)
体配:身幅が4.03c mと広く重ね0.87cmと厚くがっしりとした脇差でいまだに生刃を残し肉置きがたっぷりとハマグリの表面を触る様な健全無日な作品で反りがあり鋒がのびた体配の良い作品です。
地鉄:板目肌よく練れて地沸がつき地景が入る。
鎬地:板目肌よく練れて柾目が混じる。
刃紋:沸出来、匂口の深い直刃、のたれとなり、二重刃ごころに葉、足が柔らかく入る。帽子一枚風に丸く返り大きく焼き下げる。

特徴:出雲守藤原吉武は堀川国武の子で川手市太夫と称し京より江戸に移住する。
始めは出雲大掾と称しのちに出雲守と称する、江戸法城寺の傑作を見る風情です。
葵美術より一言:本作は出雲守藤原吉武の最高傑作の作品で身幅4、03cmと広く刀としても身幅が広い豪壮な作品です。 また正徳元幸卯年八月日 の裏銘も貴重です。 地金は素晴らしく刃紋も匂口の深い
直刃に刃中の働きが横溢で法城寺一派の作風を踏襲し中でも法城寺正弘の傑作を見る感じがいたします。
がっしりとした作品で最上研磨によって地金の良さが引き出され刃紋の働きも同様であります。
見る者を圧倒される作品で年期を入れた吉武の懸命に鍛えた作品と考えられ滅多に出てこない作品ですので是非お勧めしたい作品と言えます。

出雲守藤原吉武さんから天国から一言:いま私が制作した作品が葵美術にあると聞き喜んでおります。あの脇差は夏の暑い8月に制作しました。 弟子とともに懸命に制作し出来上がった作品に満足して裏銘をいれました。 どうか大切に愛蔵してください!

時代背景: 江戸時代中期となると平和な江戸時代ではなかなか日本刀に需要は少なく刀工達は食べるために苦労した
時代となり多くの刀工が新たな場所へと移動していった時代で地方
から江戸へと移住が多かったと想像されます。
出雲守藤原吉武も今日より江戸に移住して苦労を重ねていた時代で
あったと考えられます。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形



終了したオークション

入札がなかったため、オークションの期限が切れました

商品カテゴリー: ,

入札履歴

このオークションは終了しました。

入札がなかったため、オークションの期限が切れました
オークション開始
2021/11/16 (火) 10:19

※ = 自動入札