AS21416-脇差:無銘(雲次)

説明

脇差:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘:無銘(雲次)

刀工辞典:古刀:上作:備前
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は無銘(雲次)としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み

刃長: 44.8センチ
反り: 0.8センチ
目釘穴: 2個
元幅: 2.71センチ
重ね: 0.51センチ
時代:鎌倉時代後期
体配:大摺上無銘で身幅、重ね尋常な体配の良い脇差
地鉄:板目肌に杢目肌が交じり、柾流れ映りが現れる。
刃紋:小錵出来直刃に小互の目乱れ、足柔らかく良く入り
葉が働き刃中、砂流し、金筋が長く良く働く
帽子丸みを帯びて焼き詰め風となる。

特徴:雲生、雲次、雲重らの刀工は備前國宇甘庄に在住したため
宇甘派ともまたいずれも「雲」の字をその名に冠することから雲類とも呼称されている。
雲次は一説に雲生の子と伝え、現存する年紀作には正和(1312~)
文保(1317~)建武(1334~)があり、その活躍年代は明らかである。
雲類の作風は当時の長船物とは相違する点が有り、
備前伝の中に山城風が混在しさらに隣国備中青江派の影響も少なからず受けており、備前物中異色の存在といえる。
地刃共に比較的健全で、刃中の働きの豊富な同工極めの優品である。

拵え:
鍔:円形の鉄鍔に桐や桔梗などの植物を金象嵌
目貫:真鍮地に植物の図を透かし彫りする。
鞘:朱の変わり塗り鞘
縁頭:真鍮地に植物の図を高彫りする。

葵美術より一言:大摺上無銘であるが地金が板目、杢目、柾が交じり
映りがある所から雲次と言われる所以であります。
雲次には二様があり穏やかな直刃出来に
小足が入る作品と本作のごとく刃中、足が良く入り刃中、砂流し
金筋が盛んに働く作品がある。是非ごおすすめしたい作品です。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形


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2021/11/06 (土) 09:52

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