AS21435-大小:次郎太郎直勝/肥前国忠吉(特別保存刀剣)

説明

大小:

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大:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘:次郎太郎直勝
天保十二年仲秋                                  

新新刀:上々作:武蔵
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は次郎太郎直勝としては最上作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着一重
刃長:2尺3寸6分5厘 (71.67センチ)
反り:5分(1.515センチ)
目釘穴:1個
元幅:2.94センチ
先幅:2.02センチ
重ね:0.57センチ
刀身重量: 725グラム
時代:江戸時代天保の頃
体配:身幅、重ね尋常な反り適度につき
切先がのびた体配の良い作品です。
地鉄:小板目肌良く練れて地沸がつき地景が入
り淡い映りが見てとれる。
刃紋:小沸出来丁子乱れに小互の目乱れが続き
足刃先に達する。明るく冴えて出来が優れる
 帽子:乱れこむ。

特徴:次郎太郎直勝は直胤の門人で上州館林の秋元家に仕えた後に江戸に出て大慶直胤の弟子となり後に直胤の娘婿であり、のちにその養子となった。出来は師匠の直胤と同様な備前伝を製作し本作のごとく映りを出す作品もある。備前伝に関しては直胤を上回る作品も多く映りがでており明るく冴えた作品は直胤を超えております。惜しむらくは
、直胤は自身の晩年に非常に多くの代作を直勝に行なわせています。彼は安政五年7月22日に54歳で亡くなっておりますが直胤も安政四年になくなっておりその間一年しかありません。
生前は直胤の代作を多く行っていたと考えられ自身作は少ないといわれております。
本作は天保十二年(1841年)で直勝が37歳の年齢で最も脂の乗り切っている時期
といえます。 明るく冴えた刃紋と美しい映りのある地鉄を兼ね備え是非皆様にご紹介したい一振りです。

拵:
鍔:赤銅魚子地に耳や地に数多くの家紋を高彫し金で色絵をほどこす
縁頭:赤銅地に紋様を金で描く
鞘:黒呂色鞘
目貫:馬具と思われる図柄を高彫し金で色絵をほどこす

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小:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘:肥前国忠吉(六代)  
                           
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 肥前国忠吉(六代)としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金色絵一重はばき
刃長:47.5センチ
反り:1.4センチ
目釘穴:1個
元幅:2.69センチ
先幅:2.12センチ
重ね:0.58センチ
刀身重量: 430グラム
時代:江戸時代 寛政10年頃
体配:身幅。重ね尋常な反りやや深くつき鋒大きくのびた体配
地鉄:小板目肌実に良く積んで地沸が付き綺麗な肥前地鉄となる。
刃紋:沸出来直刃、匂口深く、中直刃となり、中程から先にかけて更に匂口が深く近江大掾忠広に似る。帽子、丸くおおきく返る。

特徴:肥前国忠吉(六代)寛政頃の時代は刀剣の需要が極めて少なくなりかなり困窮していた時代背景があり製作本数も少ない。
そのような中にあって本作は懸命に製作した痕跡がその出来から
見えて参ります。地鉄の美しさは刃紋の匂口の深い出来は流石肥前の本流を引き継いてきた誇を感じさせます。

拵:
鍔:赤銅魚子地に耳や地に数多くの家紋を高彫し
金で色絵をほどこす
縁頭:赤銅地に紋様を金で描く
鞘:黒呂色鞘
目貫:琴を引く男女の人物を高彫し金で色絵をほどこす
小柄:赤銅魚子地に画題不明 を高彫し金で色絵をほどこす
小刀:山城守藤原太道と銘がある
笄:赤銅魚子地に画題不明 を高彫し金で色絵をほどこす

葵美術より一言: これらの大小一作の作品は次郎太郎直勝、天保十二年打ちの見事な作品と小は肥前国忠吉(六代)の珍しい作品でかため、拵えは見事な作品で恐らくは大名家のかなり高禄を得ていたくらいの高い人物の大小であろうと考えます。  是非お勧めしたい作品です。

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特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定
全身押し形

大(刀)

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小(脇差)

落札価格:¥2,500,000

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入札履歴

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最高入札者 :

2022/09/21 (水) 07:11
¥2,500,000
オークション開始
2022/09/14 (水) 10:21

※ = 自動入札