AS21454-刀:勲四等栗原彦三郎昭秀謹作之

説明

刀:白鞘入り(特別貴重刀剣)

銘: 勲四等栗原彦三郎昭秀謹作之
昭和十八年八月吉日

鞘書き 栗原彦三郎昭秀 昭和18年8月吉日
刃長:二尺三寸四分 寒山氏 花押

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は栗原彦三郎昭秀としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:銀一重鎺
刃長: 70.8センチ
反り: 1.8センチ
目釘穴: 1個
元幅: 3.38センチ
先幅: 2.24センチ
重ね:0.74 センチ
刀身重量: 860 グラム
時代:昭和18年
体配:身幅が広く重ね厚く反りがやや深く
鋒の伸びた体配の良い姿をした作品
地鉄:板目がよく練れて地沸がつき肌目が肌立ち、よく見て取れる。
棟に 錆があります。
鎬地 刀身の地金と同じ板目肌となる
刃紋:沸出来直刃に小足が入る
帽子:丸く返り、先掃掛る。

特徴:栗原彦三郎昭秀は栃木県阿蘇郡に生まれ栗原喜蔵の裕福な次男として生まれる。田中正造から薫陶を生けた。
共に上京し青山学院中等部で学びその後早稲田大学日本大学で学ぶ。足尾鉱毒事件の解決に尽力を尽くした。
1917年(大正6年)中外新論社の経営に参画して社長に就任し、『中外新論』を刊行1927年に東京市会議員に選ばれたその後は立憲民主党公認で連続3期在任した。日本刀の復興に力を注ぎ
1935年(昭和10年)『日本刀及日本趣味』を創刊して1945年(昭和20年)3月まで刊行したほか
1926年、東京市赤坂区赤坂氷川町の勝海舟邸跡に日本刀鍛錬伝習所を設立政界引退後
に大日本刀匠協会を設立して理事長に就任した。神奈川県座間の陸軍用地に日本刀学院を開設して刀工の養成を行った
栗原が製作した日本刀のうち、以下の6口は栃木県指定有形文化財に指定されている。

本作は昭和18年8月吉日に勲四等栗原彦三郎昭秀が制作した作品で大変珍しい。

葵美術より一言:栗原彦三郎昭秀は政治家として日本刀の繁栄に尽力した人物として特
に名前が知られている。
本作の刀が大変貴重なのは通常の刀と異なり
昭和刀でありながら古作を写し地金が金剛兵衛尉源盛高
あたりの作品を写していることなのです。地金がこのような地金から相当に努力して制作された作品ですので古い鉄を使用して制作したと考えられます。又鎬地と地金が同一なところから無垢鍛えと考えられます。

特別貴重刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形

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2021/11/03 (水) 11:43

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