AS21284-刀:於皇都日本荘吉原国家精鍛之

説明

刀:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘: 於皇都日本荘吉原国家精鍛之
昭和十八年六月吉祥日中込清所持

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は於皇都日本荘吉原国家としては最高作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:銀一重
刃長:67.7センチ
反り:1.8センチ
目釘穴:1個
元幅:3、31センチ
先幅:2.51センチ
重ね:0.9センチ
刀身重量:895 グラム
時代:昭和18年
体配:身幅が広く重ね厚く、反りが深く鋒が長く生刃を残す。
表には濃密な玉追い龍を彫り裏には素剣と独鈷を彫る。
地鉄:小板目肌実に良く詰んで地沸がつき、綺麗な無地風の地金となる。
刃紋:小沸出来丁子乱れに互の目乱れが混じり、足良く働き刃中に砂流、金筋が働く。
帽子:乱れ込んで先丸く返り焼き下げる。

特徴:國家(吉原勝吉)は明治二十六年(1893)に茨城県で生まれた。
笠間繁継の一門で、昭和七年(1932)栗原昭秀の設立した日本刀鍛練伝習所に入所した。
昭和十年には常磐松刀剣鍛練所主任刀匠となる。
九州大学冶金学部日本刀研究所の補助員もつとめる。
昭和十三年日本荘鍛刀所を設け作刀。
昭和十五年東京陸軍第一造兵廠高等官嘱託となり、
陸軍受銘刀匠師範としても活躍した。
相伝備前の作風を得意とした。昭和四十五年(1970)没。
孫にあたる國家と義人もまた優れた現代刀匠として誉れ高い。

葵美術より一言:葵美術より一言:現在の無鑑査である吉原国家、義人の父親である国家は戦時中に活躍した刀工で大変評価の高い刀工です。
刃紋は匂口の深い刃縁の柔らかな互の目丁子乱れの作品で足がよく入り刃中に砂流、金筋がよく働き、刀身には濃密な玉追龍に裏面にも剣と独鈷を見事に彫った作品です。昭和18年に注文を受けて懸命に
取り組んで刀身彫りを完成させた作品で流石に出来が優れております。
日本荘吉原国家の作品は最近滅多に出てきませんので今後彫りのある作品は値上がりが期待できます。 是非お求めください。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形

落札価格:¥1,700,000

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最高入札者 : mikemartyn

mikemartyn
2021/10/30 (土) 23:42
¥1,700,000
オークション開始
2021/10/30 (土) 10:06

※ = 自動入札