AS21533-刀:薩州住貞清

説明

刀:白鞘入り、拵え付き(保存刀剣)(委託品)
銘:薩州住貞清(天文頃) 

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は薩州住貞清(天文頃) としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み 上々研磨
はばき:金着二重
刃長:71.6センチ
反り:2.3センチ
目釘穴:3個内1個埋め個
元幅:2.95センチ
先幅:1.89センチ
重ね:0.67センチ
刀身重量:685 グラム
時代:室町時代末期 天文の頃
体配:身幅、重ね尋常な反りが深く付き
切先伸び心で表裏に棒樋と添桶を彫る。
体配の美しい作品です。
地鉄:小板目肌、肌立ち、地沸が付き
綺麗な地金となり淡い白気映りが現れる。
刃紋:沸出来直刃、小足が柔らかく入り葉が盛んに働く。
仔細に見ると刃中に金筋が細く長く入る。
帽子 丸味を帯びて先掃掛ける。

特徴:薩州住貞清は薩摩の刀工で珍しく室町時代末期の活躍する。

拵:
鍔:円形の透かし鍔
縁頭:赤銅地に雲と稲光を模して彫り金で色絵を施す。
鞘:小豆色石目地鞘。
目貫:赤銅で木の葉を模して高彫しし金で色絵を施す。
鐺:銀
鯉口は銀で頑強に取り付け、恐らく居合いなどに使用し鞘の鯉口が壊れない様にした為かもしれません。

葵美術より一言:薩州住貞清は手に取って拝見したことはなく大変珍しい作品です、茎に刻まれた銘が遊び心のある銘で面白く体配が優美であり研磨もよく施され地金や刃文がよく引き出され地金の様子、刃文に刃中の働きがよく出ております。一般的に末古刀は数打ちの作品が多いのですが本作品は丁寧に制作されたのは戦乱が九州薩摩まで及んでいなかったとも考えられるのです。出来が優れさらにしっかりとした研磨が施されております、 拵えの柄糸は革で出来上がっております。是非この素晴らしい作品をお勧めいたします。

保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形

落札価格:¥500,000

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入札履歴

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最高入札者 : agincourt78-8387

agincourt78-8387
2021/11/02 (火) 08:24
¥500,000
オークション開始
2021/10/28 (木) 11:14

※ = 自動入札