AS16658 刀:巌国山麓青龍軒盛俊造之 

説明

ご注文番号:AS16658

刀:白鞘入り(特別保存刀剣)

銘:巌国山麓青龍軒盛俊造之      
慶應元年乙丑六月日

鞘書:岩国山麓青龍軒盛俊造之 慶應元年乙丑六月日 
典型作の一也 刃長二尺三寸有之 寒山誌

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 巌国山麓青龍軒盛俊造之としては最上作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着二重
刃長:69.8センチ
反り:1.6センチ
目釘穴:2個
元幅:3.35センチ
先幅:2.3センチ
重ね:0.7センチ
刀身重量: 740グラム
時代:江戸時代末期 慶應元年
体配:身幅が広く重ね厚く反りが深くつき
鋒が大きく伸び生刃を5cmほど残し茎を24cmと長い
盛俊独特の体配をした作品
地鉄:小板目肌よく詰んで板目肌練れた地金となる。
鎬地:地鉄同様に板目肌寝れて地沸がつく
刃紋:丸みのある互の目乱れの揃った刃紋が連なり足よく働き揃い、
刃中、葉が柔らかく働き足、刃縁柔らかく砂流、金筋がよく働く。  
帽子乱れ込んで返り焼き下げる。

特徴:青龍軒盛は盛俊は防州(現在の山口県)岩国の刀工。亨和二年(1802)に生まれ、
はじめは町鍛冶で独力で研究していたが、
天保八年(1837)から江戸で長運斎綱俊の門に学んだ。
本名を岩本清右衛門といい、号は青竜子または青竜軒。
九年後に綱俊に再入門、さらに関東、山陰、九州を巡り技術の向上を図り、
次第に名声を上げて行った。岩国吉川候お抱えの刀工であった。
慶應三年(1867)六十六歳にて没した。
作風は整った互の目を几帳面に焼き、いかにも真面目な人間性を表している。
師の綱俊は息子である二代目綱俊を盛俊のところでわざわざ修行させた程である。
初代綱俊自身も九州方面に赴く際は行き帰り共世話になったと言われ、長く続いた厚い師弟関係が窺える

葵美術より一言: 本作の岩国は巌国と書き面白い。身幅があり長い生刃を残し反りが深く
大鋒で通常の地金とは異なり板目肌となって鎬地も同様な地金は
盛俊としては大変珍しく茎も長い意欲的な作品と考えます。
この作品は慶應元年に制作されたのち2年後の慶應3年(1867年)66歳で亡くなております。  
なくなった理由はわかりませんが懸命に制作した一振りであることは間違いがなく
生刃を長く残し地金は素晴らしく刃紋は彼の特徴のある見事な頭のそろった互の目乱れです。   
どうかこの健全な作品を是非お求めください。山口県の皆様知っちょる?お手元に置くと幸せます。
出来が麓青龍軒盛俊としては最上作であると思います。是非お求めください。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形


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2021/10/20 (水) 15:30

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