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オークション開始
2021/10/16 (土) 12:10 |
※ = 自動入札
短刀:白鞘入り、拵え付き(保存刀剣)
銘:俊秀作(堀井俊秀)
紀元二千六百年八月日
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は俊秀作(堀井俊秀)としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み:上々研磨
はばき:金着一重
刃長: 22.7センチ
反り: 0センチ
目釘穴:1 個
元幅: 2.1センチ
重ね: 0.6センチ
刀身重量: 145 グラム
時代:昭和15年
体配:やや小ぶりの短刀で身幅、重ね尋常な三つ棟
地鉄:小板目肌実に良く摘んで地沸がつき美しい地鉄となる
刃紋:小沸出来直刃も匂口柔らかく小足が働く
特徴:堀井俊秀は大東亜戦前夜の刀匠と序列では軍刀展覧会では特別名誉席に選ばれ優れた作品を残しております。堀井俊秀は北海道の刀工で本名堀井兼吉という。
明治十九年(1886)滋賀県下坂元で徳田広吉氏の三男として生まれ,
明治三十四年(1901)松田胤勝氏に農鍛冶を修業,明治三十七年(1904)に堀雄胤明の門人となる。
明治四十四年(1911)胤明の養子、女婿となる。大正年二年水心子正秀の秀の字をもらって銘を「秀明」、「源秀明」、「近江国志賀太郎源秀明」と切る。明治三十八年(1905)に兼明、
大正二年(1913)に秀明,昭和八年(1933)に俊秀と改名している。
大正七年(1918)に日本製鋼室蘭工業所の招聘により入社する。
作風は丁字刃錵付きの物を得意とし,水心子流の備前伝の丁字乱や互の目乱が多い。
研磨もしっかりと行われお勧め出来る刀工です。
拵:銀の波の合い口一昨拵え
縁頭:波の図柄を高彫する
鞘:小豆色の石目地鞘
目貫:龍を金無垢で高彫りする。
葵美術より一言: 堀井俊秀は戦前、戦中に特に有名で日本製鋼室蘭工業所の招聘により北海道で特に有名となる。 ふんだんにある玉鋼を使用し研究開発しておりその実績は高く評価される。本作は地金が板目肌に小板目が交り地錵が厚く付いて地景が細かく入るなど野趣に富んだ地金に丁字刃が刃区近辺から物打ちにかけて華やかに続き足が深く入るなどその働きは見事であります。 是非この名品をお求め下さい。特に戦前に製作された作品で常より丁寧に製作された痕跡を感じます本作は鎌倉時代に来国俊をうつした短刀で三つ棟で地金が摘んで美しく刃紋は目が覚める様な直刃出来に小足が柔らかく働く作品です。なを 堀井俊秀は小振りの短刀の制作はほとんど見ません。この短刀の拵えは銀一作で波の図柄を高彫りする。 鐺には銀で波を高彫し金で龍を高彫りする見事な拵えと堀井俊秀の見事な短刀を是非お勧めいたします。
保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書
全身押し形(鶴田文佳作)
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