AS21410-脇差:国広

説明

脇差:白鞘入り(第49回重要刀剣)
銘:国広

鞘書:堀川国広 
二字在銘 慶長14年頃 刃長一尺六寸三分有 
昭和乙酉年師走 寒山誌     
1969年 昭和44年 乙酉きのととり             

新刀:最上作:大業物:山城
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は国広としては最上作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着二重
刃長:40.0センチ
反り:1.2センチ
目釘穴:1個
元幅:3.16センチ
先幅:3.01センチ
重ね:0.51センチ
刀身重量: 400グラム
時代:江戸時代 慶長の頃
体配:身幅が広く重ね厚く三つ棟とな片切り刃で裏には棒樋を彫るがっしりとした作品
地鉄:小板目肌に小杢目肌がよく混じり地沸が厚くつき精良な地金となる。
刃紋:国広独特の焼き出しが見て取れ匂口の深いのたれ刃となる。
帽子大きくのたれて丸く地蔵の返り焼き下げる。

特徴:国広は元九州日向の飫肥の城主であった伊藤家に仕えた武士であったが同家が没落した後諸国を遍歴しつつ鍛錬技術を学びその間各地で制作した。慶長4年以降は京都一条堀川に定住し多くの優れた弟子を育て慶長19年に亡くなったと言われている。国廣の作風は二様があり京都に定住する以前は末相州、末関風のものが見られ京都に定住の後には相州上工を思わせる作品を思わせる作品となる。

葵美術より一言:本作は非常に珍しい片切りの作品で地金が実に良く詰み、ざんぐりとした肌立つ地金で地沸がよくつく。細かな地景が入り匂口深めののたれ刃を丁寧に制作している。おそらく貞宗、志津あたりを狙って制作した作品と考えられ格調ある素晴らしい出来です。  国広には片切刃は時折見かけるが鋭さが感じられる。滅多に出てこない国広の重要刀剣ですので是非お勧めいたします。

第49回重要刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形



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2021/10/16 (土) 10:10

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