AS21411-脇差:日向大掾藤原貞次

説明

脇差:白鞘入り、拵え付き(保存刀剣)
銘:日向大掾藤原貞次
越前住寛永三年八月日

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は日向大掾藤原貞次としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金色絵二重鎺
刃長:44.2センチ
反り:1.3センチ
目釘穴: 1個
元幅:3.4センチ
先幅:2.61センチ
重ね:0.55センチ
刀身重量: 515グラム
時代:江戸時代寛永3年
体配:身幅が広く重ね厚く表裏に棒樋を彫り
反りやや深く付き大鋒となるしっかりとした健全な脇差です。
地鉄:板目肌、肌立ち、地沸が付き肌目がよく見て取れる地金
刃紋:沸出来小互の目に互の目乱れが混じり足良く働き刃中、砂流、細かな金筋が働く。
帽子:乱れ込んで掃掛となり返る

特徴:日向大掾藤原貞次は初代越前康継の門人で
越前の刀工で数御多くの作品を残すが脇差の作品が多い。

葵美術より一言:日向大掾藤原貞次の作品は少なく出来の良い作品が多い康継初代の弟子として活躍した為作品は康継の作品の酷似し
       地金も同様で南蛮鉄を私用した作品もある。
作は研磨のよって地肌を起こし肌目がよく見て取れる作品です。裏銘のある作品は極めて少なく貴重です。肉置きがよくがっしりとした魅力のある作品と言え、是非お勧めしたいごりごりの脇差です。 刃中の働きも野趣に富んだ覇気のある作品といえます。
 
保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形

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2021/10/10 (日) 11:23

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