AS20598-刀:肥前国河内大掾藤原正広(初代)

説明

刀:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘:肥前国河内大掾藤原正広(初代)

新刀:上作:業物:肥前
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は肥前国河内大掾藤原正広としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み 上々研磨
はばき:銀一重
刃長:71.4センチ
反り:1.2センチ
目釘穴:1個
元幅:2.94センチ
先幅:1.97センチ
重ね:0.63センチ
刀身重量:640グラム
時代:江戸時代寛永の頃
体配:身幅、重ね尋常な反りが適度につき鋒やや伸びる。
地鉄:小板目肌良く詰んで地錵が良く付き綺麗な小糠肌となる。
刃紋:錵出来、匂口の深い互の目乱れ、
夏の入道雲を思わせる独特の風情で刃中砂流、金筋が良く働く。
帽子乱れ込んで先掃掛となる。

特徴:初代の肥前国河内大掾藤原正広は鍋島藩のお抱え刀工で初代忠吉の孫で独特な刃紋を制作した刀工で
特に夏に浮かぶ積乱雲の風情ある刃紋が
刀剣愛刀家にとって垂涎の作品として評価されている。
寛永2年11月に正広と改名し同年5月に河内大掾を受領する。
寛文5年2月5日59歳で亡くなる。
二代近江大掾藤原忠広の互の目乱れの作品は
ほとんど彼が代作を行っていたと云われている。
本作は彼独特の互の目乱れに
刃中、砂流、金筋が盛んに働く作品であります。
正に正広の典型作といえ体配も良い作品です。

葵美術:真夏の青い空にくっきりと
もくもく湧き出して積乱雲を模して製作した互の目乱れは幾重にも
重なり合う雲の様子を伺え時には稲光を金筋で表したの刀工の追随を許さず迫力のある様を見て取れます
刀工辞典などでは新刀上作と評価されておりますが
私見では最上作、上々作に位置する刀工の技量を保有しております。本作は正広の典型作で乱ればを上手に焼いております。

特別保存刀剣
葵美術評価鑑定書:全身押し形

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2021/10/09 (土) 10:33

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