AS16502-刀:備州長船祐定作 

説明

刀:白鞘入り、拵え付き(保存刀剣)(特別貴重刀剣)(拵え:特別貴重刀装具)
銘:備州長船祐定作  
永正十二年八月日

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は備州長船祐定作としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:銀一重はばき
刃長:2尺4寸(72.73センチ)
反り :9分(2.7センチ)
目釘穴:1個
元幅:3.0センチ
先幅:2.98センチ
重ね:0.665センチ
時代:室町時代永正12年
体配:生茎で長寸で身幅、重ねしっかりと反りの深い
切先やや延びた体配の良い刀
地鉄:小板目の小杢目肌良く詰まり地錵が付き
精良な素晴らしい地金となる。地には映りが現れる。
刃紋:錵出来直刃に小足が入り冴えて明るい。

特徴:備州長船祐定は室町時代中期から末期にかけて
室町時代は播磨、美作、備前三国の守護大名赤松氏の庇護の元、備前鍛冶繁栄の時代で多くの刀工を輩出した。この時代は全国的に相次いだ戦乱により刀剣の需要は増大し、加えて国内のみならず対明貿易の商品としても多数の刀剣が作刀された。備前の長船派は光忠(建長 1249頃)を事実上の祖とする一派で、祐定一家は室町時代末期に最も繁栄した。わけても祐定は長船鍛治の代名詞ともいえる。備前長船鍛冶は天正の大洪水によって殆どが壊滅し、その後は弟子筋の吉井住祐定が長船に進出して横山姓を名乗り、再興に努めたとされる。本作は長船鍛冶の最末期の栄光を現代に伝えると共に、その当時が偲ばれる作である。幾星霜を経た古刀ならではの良さがにじむ。  本作は永正期に制作された作品でその当時には数打ちと称する作品は無く
どの刀も地金が練れて美しく映りが現れる。
本作は同様に素晴らしい地金となり当時の祐定としては長寸であり丁寧に制作された痕跡を感じる。

拵:特別貴重小道具
鍔:円形の鉄鍔に桐紋と菊を透かす
縁頭:赤銅魚子地に鳳凰の図柄を高彫りし金の色絵をほどこす。
鞘:黒呂色鞘。
目貫:赤銅地で菊の花を高彫りし金の色絵をほどこす。

保存刀剣鑑定書(※近日発行予定)
特別貴重刀剣鑑定書
拵え:特別貴重刀装具鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形


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2021/09/29 (水) 11:06

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