AS21368 脇差:荘司筑前大掾直胤(花押)

説明

ご注文番号:AS21368
脇差:白鞘入り(特別保存刀剣)

銘: 荘司筑前大掾直胤(花押)
文政十年仲秋

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 荘司筑大掾直胤としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着一重
刃長:1尺5寸0分5厘(45.6センチ)
反り:3分(0.91センチ)
目釘穴: 1個
元幅:2.85センチ
先幅:1.91センチ
重ね:0.68センチ
刀身重量:440 グラム
時代:江戸時代文政の頃 1828年
体配:身幅、重ね尋常な反りやや深くつき
鋒がのびた体配の良い姿をした作品。
地鉄:小板目肌よく練れて地沸が付き、黒い筋状の線がのたれて数本働く。
刃紋:小沸出来互の目乱れに丁子乱れが混じり、匂口が深くつき足、柔らかく太く働き、鋒、乱れ込んで先丸く返る。

特徴:直胤は安永7年に出羽国や山形に生まれ本名を庄司箕兵衞と称し大慶と称した。
文政4年頃に筑前大掾を受領し嘉永元年に上洛して美濃介に転じております。 秋元侯に湯変えたのちに細川正秀と共に
若年で水心子正秀に入門をし文化初年頃に独立 したと言われております。安政4年5月7日に没している。
直胤は晩年には三度の長い旅に出て色々な地で刀剣を制作しております。伊勢神宮の参詣、相州二宮伊豆三島大社、修禅寺、遠州浜松、伊勢の久井、伊勢打ちの作品など多くの作品が制作されております。

葵美術より一言:多彩な能力を持った大慶直胤は各地で刀剣を制作しているのは各地に日本刀を制作する場所を提供する刀工達がいたという事です。 各地の刀工はかなり閉鎖的で技術を教えないという極めて狭い意識があったと思われる中で直胤が自在に制
作できたのは砂鉄をも含めて精良な地金をその場で
指導して玉鋼を制作させたと考えられるのです。
しかし直胤に師匠であった水心子正秀の権力の強さは
群を抜いていたのではないでしょうか。
直胤は相州伝、備前伝、に特に秀でており美濃伝、山城伝なども上手に手掛けている。
本作は一見すると応永備前に盛光に酷似した作品で出来が大変優れる。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形



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2021/09/21 (火) 10:28

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