AF21320 鍔：成龍軒　栄寿（金印）

ご注文番号：AF21320
鍔：（特別保存刀装具）
銘：成龍軒　栄寿（金印）

長さ：7.67cm x 7.42cm
重ね（耳）：0.48cm
時代:江戸時代
重さ：168g

特徴：竪丸形の鉄磨地鍔に龍図を鋤出高彫り象嵌を施す。肉彫象嵌耳に金の色絵を施す。

葵美術より：肉厚重厚な鉄鍔に、まさに眼前に聳える龍にでも感じられるような、鍔からもはみ出すサイズ感で大胆に彫りを入れています。細かな造形、鱗も見事に彫られており、段違いの技術力を持っていた事がうかがえます。また磨地の磨き方がとても丁寧で、単純に鍔としての見栄えが非常に美しく、またそれが大きな龍を引き立てています。

成龍軒栄寿は江戸時代の金工で、現在の大阪である摂津国にて活躍していました。元々は鉄元堂正楽尚茂の門人で鉄元堂を名乗っていましたが、後に不仲となり実家に戻り、銘を栄寿と改めたといわれています。
成龍軒の号の通り、龍の彫りが代表作であったようですが、こちらの作品は特別保存刀装具に合格しており、是非ともコレクションに加えていただきたい、お薦めできる一品です。

桐箱入
葵美術評価鑑定書
特別保存刀装具