AS21207 刀:備州長船祐定

説明

ご注文番号:AS21207
刀:白鞘入り(保存刀剣)

銘:備州長船祐定
天正八年二月日 

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は備州長船祐定としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着一重
刃長:68.4センチ
反り:1.6センチ
目釘穴:1個
元幅:3.16センチ
先幅:2.08センチ
重ね:0.74センチ
刀身重量: 725グラム
時代:室町時代末期 天正8年 1581年
体配:身幅、重ねしっかりと反りが深くつき
鋒がのびた体配の良い姿をした刀。
地鉄:小杢目肌よく練れて地沸が付き映りが現れる。
刃紋:沸出来直刃にのたれが混じり足が良く働き
飛び焼きが混じり、帽子乱れ込んで返り、焼き下げる。

特徴:室町時代は播磨、美作、備前三国の守護大名赤松氏の庇護の元、備前鍛冶繁栄の時代で多くの刀工を輩出した。この時代は全国的に相次いだ戦乱により刀剣の需要は増大し、加えて国内のみならず対明貿易の商品としても多数の刀剣が作刀された。備前の長船派は光忠(建長 1249頃)を事実上の祖とする一派で、祐定一家は室町時代末期に最も繁栄した。わけても祐定は長船鍛治の代名詞ともいえる。備前長船鍛冶は天正の大洪水によって殆どが壊滅し、その後は弟子筋の吉井住祐定が長船に進出して横山姓を名乗り、再興に努めたとされる。本作は長船鍛冶の最末期の栄光を現代に伝える作である。幾星霜を経た古刀ならではの良さがにじむ。

葵美術より一言:本作の祐定は数打ち物といわれる作品ですが出来がよく、特に地金は永正頃の澄んだ地金となっています。天正8年という戦乱を駆け抜けて茎は1個で比較的状態が良く、現在に至るまで大切に保存されてきた作品です。鎺元近辺の飛び焼きなど荒々しい野趣に富んだ刃紋は当時の状況を思わせます。慌ただしい時代で是非この祐定をお勧めいたします。約440年を経過した作品で初茎で1つの目釘穴と当時の体配をよく残しております。

時代背景:天正8年3月5日織田信長と本願寺の宗主との和議が成立する

保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形


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2021/09/16 (木) 09:12

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