AS20267 刀:備州長船盛重

説明

ご注文番号:AS20267
刀:白鞘入り、拵え付き(保存刀剣)

銘:備州長船盛重
文明十五年八月日

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は備州長船盛重としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:素銅二重鎺
刃長:69.0センチ
反り:2.0センチ
目釘穴:2個
元幅:3.0センチ
先幅:1.8センチ
重ね:0.7センチ
刀身重量:690 グラム
時代:室町時代文明15年 1484年
体配:身幅、重ね尋常な反りの深い、切先が延びた体配の良い作品です。
地鉄:小板目肌良く詰んで地錵が良く付きが付き、奇麗な地金となる。一部大肌が出るが目立たず、地には映りが現れる。
刃紋:小錵出来直刃基調にのたれが交じり、小互の目乱れ、小丁字乱れが交じり足、葉が良く働く。帽子丸く返る。

特徴:この刀は文明頃の作品で、作風は応永備前のと同調の作風が示されており、銘と裏銘はしっかりと又鑢目もはっきりと見てとれます。古雅な雰囲気が感じられ是非お薦めしたい作品です。鞘書には備州長船盛重作、長貳尺参寸壱分 裏には昭和参年九月吉日研之と記載されております。白鞘は既に93年を経過しているにも関わらず、しっかりとしており大切に保管されてきた貴重な作品であります。

拵:半太刀拵え。状態は素晴らしく良い
鍔:鉄の太刀鍔に文様を刻み回りを銀で覆輪を施す
縁頭:鐺は全て赤銅地に唐草模様を刻む
鞘:朱と黒の混ぜた文様を描く
目貫:赤銅地で花の図柄を高彫りし、金色絵をほどこす。

葵美術より一言 本作の備州長船盛重は裏銘があり、しかも鑢目も鮮明に切られております。備前康光、盛光の系統を引き続ぎ盛重が同様な作品を作り上げております。 格調が高くまた拵えの半太刀拵えも健全で見事な作品です。是非お薦めしたい作品です。

保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形



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2021/09/05 (日) 10:23

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