AS21350 刀:肥州八代住源盛吉謹作之(無鑑査)

説明

ご注文番号:AS21350

刀:白鞘入り、拵え付き(保存刀剣)

銘:肥州八代住源盛吉謹作之(無鑑査)
昭和壬子年二月吉日

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は肥州八代住源盛吉としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着一重
刃長73.7センチ
反り:2.0センチ
目釘穴:1個
元幅:3.86センチ
先幅:2.86センチ
重ね:0.81センチ
刀身重量:1035グラム
時代:現代 1972年 昭和47年
体配:身幅が3.86cm 重ね0.81cmと厚く
表裏に棒樋を彫り反りが深く大鋒の豪壮な作品です。
地鉄:小板目肌よく練れて地沸がつき、綺麗な黒味のある地金となる。
刃紋:沸出来匂口の深い互の目乱れとなり、
足深く刃先に達する刃中、砂流、金筋が盛に働き圧倒される。
帽子:乱れ込んで先尖り心に返る。

特徴:源盛吉は無鑑査刀匠で特に清麿写しには定評があります、
対象9年1920年に熊本県八代市において日本刀を制作し始めた。
1934年(昭和9年)金剛兵衛盛高靖博の下で入門しさらに延寿太郎宣繁より学んだ。
師匠の金剛兵衛一門は代々「盛」の字を用いており1940年昭和15年に源盛吉と改名する。
1941年には師匠より延寿宣次の名を授かるがやがて終戦となりいったんは鍛刀をやめる。
戦後1952年(昭和52年)に刀を制作第1回作刀技術発表会から連続出品する。
刀剣技術展覧会では文化庁長官賞(2回)、毎日新聞社賞、
日本美術刀剣保存協会会長賞、薫山賞(2回)、寒山賞などの特賞を数々受賞。
1985年(昭和60年)に無監査として認定される。特に清麿写しでは他の追随を許さない刀工である。

拵:
鍔:大振りの木瓜型鉄鍔に透かしを入れた天保鍔
鞘:黒鞘
目貫:獅子が薙刀?を飲み込んだ図柄を高彫し金で色絵をほどこす

葵美術より一言 無鑑査として数々の名作を残した谷川盛吉は相州備前伝を制作し続け、
昭和60年(1985年)に無鑑査刀匠として評価された。彼の刀剣の地金は自家製鉄で制作され
独特な玉鋼で制作された為通常の地鉄とは異なり地沸が厚くつき地景が入り、
肌立つ作品が多い 特に本作は清麿を写したと考えられ地金もよく練
れて制作されている。 特に刃中に働く長い金筋は迫力がありまた長い鋒に働く乱れ
込んだ互の目に金筋も同様な迫力を感じさせます。
惜しむらくは人間国宝になれなかったのは残念であるが、当然なっても良い刀工でありました。
是非この素晴らしい作品をお求めください。
最近は特に標準以上の作品を制作していた源盛吉は
今後注目を与え続けてゆく刀工であります。是非お勧めいたしす。

無鑑査刀匠
保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形



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2021/09/01 (水) 10:51

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