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オークション開始
2021/08/31 (火) 14:21 |
※ = 自動入札
ご注文番号:AF21207
揃金具:三所物 (目貫、小柄、笄)(重要刀装具)
源氏物語浮舟図三所物
(附)元禄八年代金子七枚廉乗折紙
小柄:程乗作 光孝(花押)
長さ:9.76cm x 1.43cm
特徴:赤銅魚子地に源氏物語浮舟図を高彫り、金銀色絵を施す。裏哺金。
笄:程乗作 光孝(花押)
長さ:20.8cm x 1.23cm
特徴:赤銅魚子地に源氏物語浮舟図を高彫り、金銀色絵を施す。裏哺金。
目貫:無銘(程乗)
長さ 1: 3.67cm x 1.42cm
長さ 2: 3.74cm x 1.59cm
特徴:赤銅地に源氏物語浮舟図を容彫り、金銀色絵を施す。
時代:江戸時代初期
説明:後藤家九代目程乗による作品を、十代目の廉乗が極めて折り紙を発行し、十三代目延乗光孝が極銘を刻している。更に天保九年に「元禄八年廉乗極光孝彫付として古折紙之通相違無し」と小札が備えられ、この上ない資料が揃った作品になっている。
葵美術より:三所物のテーマとして描かれているのは源氏物語の中でも、光源氏亡き後を描いた第三部より、宇治十帖「浮舟」です。薫と匂宮の間で揺れ動く浮舟を、匂宮が小舟を用意して橘の小島へ連れて行き、二人は舟の上でお互いの気持ちを吐露する歌を詠みます。「どれだけの時が経とうと私の気持ちは変わらない」と詠む匂宮に、「そうだとしても、私たちの乗ったこの浮舟のような私の身は一体どうなってしまうのでしょう」と返す浮舟。
源氏物語でも屈指の名場面を、後藤家の品格と共に濃密に彫り上げた作品です。三所物として最上の出来、描かれているテーマの魅力、そしてそれを更に魅力的に伝える技術が揃っており、自信を持ってお勧め致します。是非お買い求め下さい。
重要刀装具
桐箱入
葵美術評価鑑定書
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